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北海道大学大学院医学研究院の西浦 博先生は、2019年10月18日、「令和元年度動物由来感染症対策技術研修会」で「感染症数理モデルを利用した動物由来感染症の流行データ分析」のテーマで講演した。まず基本再生産数の解説に始まり、インフルエンザやMERSをモデルにした解析や、ジカ熱が国内流行するかどうかの解析例などを解説した。
また自身の研究成果は、行政機関にフィードバックすべきとして、専門家の育成の必要性も語った。そして2017年に設置された北海道大学医学院の社会人を対象とする修士課程の公衆衛生学コース(https://www.med.hokudai.ac.jp/graduate/master/mph.html)を紹介し、「行政機関の担当の方々に感染症疫学を体系的に学んでいただきたい。遠方では難しいだろうが、北海道や札幌に出向などの機会があれば、入学を検討して欲しい」と述べた。