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公益社団法人日本獣医師会は、2019年6月25日、東京・明治記念館で第76回通常総会を行った。日本獣医師会の会員は47都道府県獣医師会と、仙台市、横浜市、川崎市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、北九州市の獣医師会、55会員で構成される。全会員出席で総会が営まれた。
総会は毎回「獣医師の誓い-95年宣言」(http://nichiju.lin.gr.jp/about/chikai.html)を皆で斉唱することから始まる。
藏内勇夫会長、来賓の挨拶、そして感謝状の贈呈が行われた後、議長に公益社団法人高知県獣医師会会長の上岡英和先生、副議長に一般社団法人長野県獣医師会会長の唐澤千春先生がそれぞれ就き総会が行われた。
藏内会長は冒頭の挨拶で、「動物の愛護及び管理に関する法律等の一部を改正する法律」(→関連NEWS)と「愛玩動物看護師法」(→関連NEWS)の成立についてふれ、長年の取り組みが実った喜びを表すとともに、マイクロチップの義務化、動物虐待の報告、看護師を含めたチーム医療の推進など獣医師の責務が増すことになり、さらに努力が必要であると述べた。
総会は滞りなく全ての案件が報告・採択されたが、以下のような話題も出た。また役員の改選も行われた。
- 東アジア3か国の学術交流
- 日本、韓国、台湾の3か国による獣医学術交流の覚書を2018年1月に交わしたが、その1回目のサミットを平成30年度日本獣医師会獣医学術学会年次大会でシンポジウムとして行った。今後は3か国の持ちまわりでサミットが行われ、次回は韓国の仁川で開催される。
- 勤務獣医師の処遇改善に関連して
- 徳島県は今年度から家畜衛生と公衆衛生の獣医職の人事が一本化された。
- 世界に向けての情報発信
- 英語サイト(http://nichiju.lin.gr.jp/en/)を開設した(2019年3月28日公開)。