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一般社団法人日本獣医麻酔外科学会は、2019年6月14日、サテライトセミナーについての企業向け説明会を開催した。
同学会が毎回大会時に開催しているサテライトセミナーは、賛助企業等が主体となって大学教育では教えきれない高度医療などを補うための卒後教育として行われている。春の合同学会では、概ね木曜日の午後や大会初日の金曜日に行われている。
しかし「申込みの仕方がわからない」「申込後の採択基準が不透明」「農林水産省未承認の薬品や機器のことを取り扱ったセミナーをやりたい」などの声があり、同学会は企業を対象にした説明会を開催。同学会副会長の原 康先生(日本獣医生命科学大学)が説明を行った。概要は以下の通り
- サテライトセミナー募集は大会の約6か月前に開始される。
- 賛助企業などには案内があり、WEB上(https://www.jsvas.net/)にも掲載される。
- 2020年1月に行われる秋の合同学会の案内は、2019年6月中にWEB上に掲載される予定。
- 募集の締め切りは約4か月前。約1か月間の審査を経て、開催決定。
- サテライトセミナーを行う企業・団体は受講者の募集を行う。
- プログラムは内容に精通している会員獣医師とともに計画する。
- 実技講習の場合は、できるだけ模擬動物・臓器を使用し、生体を使用する場合は倫理委員会の承認が必要。
- 農林水産省承認の製品については基本的に採択候補となる。
- 未承認の製品についての応募も可能だが、関連する専門分野委員会が妥当性を審査する。審査基準は「獣医外科学ならびに獣医麻酔学分野の教科書、関連する専門書、学術雑誌に記載があること」。最終的には、大会長、倫理委員長、麻酔/疼痛管理委員長、整形外科委員長、軟部組織外科委員長の5名の選考委員会が決定する。
- 未承認製品についてはそのことを明示し、セミナー内で会社名や製品名を出すことはできないなどの制約がある。
サテライトセミナー開催に当たっては以下の費用がかかる。
- 倫理委員会審査料10,000円
- 専門分野委員会審査料10,000円(農林水産省未承認製品の場合)
- 事務費80,000円
- 会場使用料(会場にょって異なる)
- その他(講師料、ハンドアウト作成料など)
- サテラテトセミナーを開催した企業・団体は、セミナー開催後、日本獣医麻酔外科学会に収支報告書を提出しなければならない。