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■家畜衛生主任者会議が行われる

2019-05-10 17:55 | 前の記事 | 次の記事

挨拶を述べる𠮷川農林水産大臣。その前の列は動物衛生課の先生方。豚コレラの発生が続いているためか、今年の会議にはNHKの取材が入った。

 農林水産省は、2019年4月25日と26日の2日間にわたり、家畜衛生主任者会議を開催した。同会議は全国都道府県の家畜衛生担当者が集い、家畜衛生に関する情報共有の場となっている。

 初日の25日は一般公開され、関係機関が昨年度の報告と今年度の予定などを述べた。発表した機関は以下の通り(発表順)。

  • 農林水産省消費・安全局動物衛生課
  • 農林水産省動物検疫所
  • 農研機構動物衛生研究部門
  • 農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課
  • 農林水産省動物医薬品検査所
  • 独立行政法人農林水産消費安全技術センター
  • 農林水産省経営局保険監理官

 𠮷川貴盛農林水産大臣に続き、まず動物衛生課長の熊谷法夫先生が動物衛生課の所管事項の概要を述べた。豚コレラの発生県に対する24時間の防疫体制を労うとともに、支援を行っている防衛省や他都道府県、家畜改良センター、動物検疫所、畜産関係者に感謝を述べた。また動物衛生研究部門への深夜におよぶ検査にも謝意を表した。同課は今回の豚コレラの症例集を作成しており、今後は他の疾病についても症例集の作成を検討するとのこと。また野生動物対策については、動物衛生研究所のみで行っているアフリカ豚コレラの検査を都道府県でも行えるように検討を進めている。その他、検査の信頼性向上、アフリカ豚コレラの流行とそれに伴う検疫強化や連携、国際協力、生産性向上や輸出側品などについてもふれた。なお、動物衛生課の体制も紹介した。定員46名であるが、課員の約8割が獣医師で、また女性の比率は約4割とのこと。

 続いて、動物衛生課については各担当者が平成31年度の事業、豚をはじめとする農場における飼養衛生管理基準の遵守徹底、家畜保健衛生所の精度管理、防疫におれる関係省庁との連携、OIEアジア・極東・太平洋地域総会、野生イノシシへの経口ワクチンの散布などについて詳細な説明が行われた。

 次いで、他機関、部門からの説明が行われた。

 会議資料は以下のURLにて公開される予定。

 http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/shuninsha.html

 なお、動物衛生課の今年度の事業(予算)は以下のURLにてPDFファイルで公開されている。

http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/attach/pdf/index-182.pdf