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■奈良市が動物の愛護・管理行政の概要を公開

2019-05-09 19:48 | 前の記事 | 次の記事

子猫のケア

表1 奈良市での犬・猫の処分数の推移

表2 犬・猫の引き取り数と殺処分率の推移等

奈良市は、2019年4月26日、犬猫殺処分ゼロへの取り組みについて発表した。

同市では近年「犬猫の殺処分ゼロ」を掲げ、保護犬・猫に関する市内のさまざまな活動により殺処分を減らす取り組みを行っている。その概要は以下の通り。

  1. 殺処分数は、平成20年度から平成30年度の間で663件から1件に減少(表1)。
  2. 福岡市に次いで全国で2例目である「犬猫パートナーシップ店制度」を昨年度6月から実施。昨年度は4店が認定となり、約400件を超える誓約書が交わされた。
  3. 今年度も民間の動物愛護団体と連携し、保護猫譲渡会および保護犬・保護猫譲渡相談会を開催予定。

 殺処分数の減少に伴い、殺処分率(環境省の統計による殺処分率は、負傷を除いた「自然死・安楽死」と「殺処分」の合計数を負傷を除いた収容数で除した値)も全国の減少率を大きく上回って平成30年度で13.9%となっている(表2)。

 このような成果をあげた具体的な取組みは、「ミルクボランティア制度」、「保護猫譲渡会および保護犬・保護猫譲渡相談会の開催」、「犬猫パートナーシップ店制度」など。

 ミルクボランティア制度は平成30年度から実施されたもので、(1)登録したボランティアが保護された幼齢猫を生後2か月まで預かり、ミルク給餌や排泄などの世話を行う、(2)ボランティアにはミルクを支給するとともに、ヒーターなどを貸し出すというもの。ボランティアに預けた猫の頭数は延べ58頭となっている。

 保護猫譲渡会および保護犬・保護猫譲渡相談会の開催は平成30年度は6回開催し、来場者は約60組で譲渡申込相談数は26頭であった。

 パートナーシップ制度は平成30年度の6月6日にスタートした。認定店は、終生飼育をすることなどを購入者に誓約してもらい、マイクロチップを装着して犬や猫を販売する。また購入者には奈良市の犬猫譲渡制度を伝える。2店でスタートし、現在は4店が認定されている。誓約書を書かれた件数は約400件となっている。この取り組みはテレビ放映もされ、よい反響があった。

 また飼い主のいない猫への繁殖制限手術補助金も行っており、平成30年度では雌猫44頭、雄猫22頭の計66頭に483,314円の補助を行った。なお補助上限金額は雌猫8,000円、雄猫6,000円と規定している。

 今年度もこれらの取り組みを進めていく。

 なお、奈良市の情報動画チャンネルの「奈良ならナラナラTV」(http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1469434376005/index.html)では、過去2回、保護猫の譲渡活動の動画を掲載している。

https://www.youtube.com/watch?v=3zNjzYwMBF0&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=jooanLzlQO0&feature=youtu.be