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デザミス株式会社は、2026年7月21日、株式会社スカラコミュニケーションズと共同開発・提供する牛の総合診療サポートツール「U-メディカルサポート」が、青森県農業共済組合(NOSAI青森)に正式導入されたと発表した(参照:デザミス株式会社「プレスリリース」)。
この導入により、診療現場でのデータ入力から行政への報告までが一元化される。これにより、報告業務の効率化が図られるとともに、診療データの有効活用が促進される。
NOSAI青森では、これまで関係団体へ提出する畜産関連の被害率報告書等の作成にあたり、膨大な紙の診療録(カルテ)を1枚ずつ確認し、手作業で集計を行っていた。
しかし、近年業務が複雑化する中で、紙ベースの運用では確認・集計に多くの時間を要し、事務負担の増加が課題となっていた。
この課題を解決するため、診療現場での即時電子化と、行政報告に対応したデータ管理・抽出の効率化を目指し、スマートフォンから直感的に入力できる「U-メディカルサポート」を導入した。
§導入のメリット
- 往診現場におけるデータ入力とリアルタイム共有の実現
- 職員のスマートフォンで往診先での診療内容を即座に記録。これにより、帰所後の事務作業時間を大幅に削減し、情報のリアルタイム共有を可能にする。
- 報告業務の効率化と精度の向上
- これまで手作業で行っていた行政への報告データの管理・抽出を電子化することで、転記ミスを防止し、大幅な工数削減を実現する。
- 既存システムとの連携体制の構築
- 既存のKTKシステム(家畜共済事務処理システム)とのデータ連携を円滑にするため、「U-メディカルサポート」側でNOSAI独自の管理番号(診断書番号等)を管理・照合できる体制の構築を進めている。これにより、将来的に業務全体のデータ管理の一元化を実現する。
§今後の展望
- 統計データ活用機能の構築
- 蓄積された診療データを活用し、被害率や疾病傾向などの統計をシステム内で容易に確認・分析できるようにする機能を構築中である。これにより、データに基づいた予防指導の実施や組合業務のさらなる高度化を支援する。
- 青森県内における診療録様式の標準化
- 「U-メディカルサポート」の普及を通じ、青森県内の各拠点における診療録様式の統一化を目指す。情報の共通基盤を作ることで、拠点間の連携強化や行政報告のより一層の迅速化を図る。
- システム連携の高度化
- KTKシステム等の基幹システムとの親和性を高めたデータ連携を実現するため、入力項目の最適化やマスターデータの整合性向上を継続的に進め、診療から事務処理までを一気通貫で行える業務フローの実現を目指す。