HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事
■ファームノートが「Farmnote Summit Annex 2025」を開催 事業戦略を発表 AIを活用した新プラットフォームへ
株式会社ファームノートは、2025年11月28日、帯広市・とかちプラザで「Farmnote Summit Annex 2025」を開催し、生産者、株主・取引先などが集った。
代表取締役の小林晋也 氏による事業戦略発表、早稲田大学大学院経営管理研究科の杉田浩章教授と小林氏の「AIエージェントは世界をどう変えるか」のテーマでの対談、同社が事業継承した牧場の当事者との対談、明治ホールディングス株式会社や丸紅株式会社の担当者などによる協業の紹介が行われた。
事業戦略の発表では、AIを活用した新たなプラットフォーム「Farmnote Cloud Platform Version 3(V3)」が紹介された。
この新しいプラットフォームでは、従来の牛群管理に留まらず、毎日の業務の組み立てと実行支援が統合され、経営者の意思決定が翌日には現場スタッフのタスクとして自動的に変換されるようになる。AIによる収益性シミュレーションもできる。
従来のクラウド牛群管理システム「Farmnote Cloud」や牛個体の状態検知センサー「Farmnote Color」などの同社が提供するプロダクトの大半は新プラットフォーム環境へ移行することになる。
V3による同社のAI戦略は以下の3つの柱となる。
- 人とAIがシームレスに牧場の経営に溶け込むこと。
- 働く人にとって実用的で信頼でき、深く役立つ存在であること。
- 経営をより良くし、酪農畜産を強くすること。
V3は以下の主要製品で構成される。
- Cloud Platform V3(新プラットフォーム) 提供随時
- AIをコアとした酪農畜産経営のための統合プラットフォーム。
- 牧場運営に関わる全てのデータと非構造化データの統合管理、各製品への生成AI技術の応用、モダンなUIと高速表示、全てのアプリケーションの基盤。
- Farmnote Herd Management 2026年夏提供開始予定
- 牛群管理アプリケーション「Farmnote Cloud」をバージョンアップした牛群管理に必要な機能に特化したアプリ。
- 牧場の見える化をモダンUIで表現。牧場内の牛の変化の情報を集約したアラート機能。海外スタッフも使える多言語対応、権限管理。
- Farmnote Today 2026年夏提供開始予定
- 牧場業務で一番重要な毎日予定されるタスクの見える化と実行管理をAIが支援。
- AIとの自然言語対話から得られる文脈を理解し、次のアクションを先回りして提案。業務の自動割り振り、タスク管理、日報の自動作成、会議議事録の自動作成・タスク抽出など、現場実行業務をナビゲート。
- AI Assistant 2026年夏提供開始予定
- チャット形式のユーザーインターフェースで牧場データを使った対話を実現する。
- チャット形式のUIと、高精度な音声認識を組み合わせて操作が可能。牛個体データの検索やデータ登録に始まり、専門的アドバイスや牧場の運営計画の立案を支援。
- Farmnote Gene 2025年冬提供開始予定
- 繁殖ポートフォリオ経営を推進するプラットフォーム。数年後の創出利益をシミュレーションした繁殖計画を自動立案。
- ゲノム検査データを元に、最も利益の出る運営シミュレーションの提示。育種改良進捗の確認、後継牛確保計画の自動策定、改良のベンチマークを行う。


