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■高病原性鳥インフルエンザ 宮崎で発生

2025-11-28 15:01 掲載 | 前の記事 | 次の記事

農林水産省は、2025年11月22日、宮崎県において高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと発表した。今シーズン、家禽での国内5例目となる。同省は同日「農林水産省鳥インフルエンザ防疫対策本部」を開催した。

発生したのは宮崎県日向市の養鶏場で、肉養鶏約4.8万羽を飼育していた。

11月21日(金)11:30に延岡家畜保健衛生所が、養鶏場から死亡鶏が増加したとの連絡を受け、立入検査を実施。13:30に簡易検査でA型インフルエンザ陽性が確認された。

宮崎家畜保健衛生所で簡易検査を再度実施し、15:20にA型インフルエンザ陽性が確認された。

宮崎県は17:00から「宮崎県高病原性鳥インフルエンザ防疫対策本部会議」を実施した。

翌22日(土)6:00の宮崎家畜保健衛生所でのPCR検査でH5亜型の遺伝子が確認され、この結果を農林水産省に送付し、8:00に高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることが確認された。宮崎県は、同日10:10に殺処分を終え、翌23日(日)11:00に防疫措置を終えた。農場等での防疫措置に従事した人数は、2日間延べで480名に及んだ。

今後、異常が認められなければ、12月15日(月)に移動制限が解除され(防疫措置完了から21日後)、12月22日(月)に監視強化区域が解除される。

農研機構動物衛生研究部門が実施した遺伝子解析で、H5N1亜型であることが11月27日に確認され、患畜であることが確定した。