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日本学術会議獣医学分科会は、2026年1月16日にオンラインで、公開シンポジウム「One Healthから－SFTS(重症熱性血小板減少症候群)を深掘り」を開催する。参加費は無料で誰でも参加できる。日本学術会議食の安全分科会/IUMS分科会が共催し、公益社団法人日本獣医学会、全国大学獣医学関係代表者協議会が後援をするという、日本の獣医学のアカデミーが集結した形での開催となる。

開催概要は以下の通り(敬称略)。

• 日時：2025年1月16日(金)13:30～17:30
• 内容：「見えない脅威がすぐそばに－マダニ感染症SFTSの真実」
• 司会　髙井伸二(日本学術会議連携会員、北里大学名誉教授)
• 水谷哲也(日本学術会議連携会員、東京農工大学)
• 石塚真由美(日本学術会議連携会員、北海道大学)
• • 開会の挨拶
  • 堀 正敏(日本学術会議第二部会員、東京大学)
  • マダニの科学
  • 中尾 亮(北海道大学)
  • ダニ媒介感染症
  • 松野啓太(北海道大学)
  • 日本におけるSFTSの発見とその病態
  • 鈴木忠樹(JIHS国立感染症研究所)
  • SFTSの臨床的特徴と疫学
  • 西篠政幸(札幌市保健福祉局)
  • 治療薬開発の現状
  • 谷 英樹(富山県衛生研究所)
  • ワクチン開発の現状
  • 海老原秀喜(JIHS国立感染症研究所)
  • 野生動物の増加と移動に伴うダニの生息域の拡大
  • 土井寛大(森林総合研究所)
  • SFTS媒介マダニの生息域は何故拡大するのか？
  • 高野 愛(山口大学)
  • SFTSの抗体調査：忍び寄るウイルスの浸淫度を知る
  • 前田 健(JIHS国立感染症研究所)
  • 病原体保有ダニの減少に向けて
  • 横山直明(帯広畜産大学)
  • ネコの病態はヒトよりも重症
  • 松鵜 彩(日本大学)
  • ネコとイヌへの実験感染からわかったこと
  • 朴ウンシル(JIHS国立感染症研究所)
  • 動物病院の対応 応召義務とリスク回避策
  • 中川清志(東京都獣医師会)
  • 総合討論 講演者と参加者との質疑応答
  • 座長　岡林環樹(宮崎大学)
  • 前田 健(JIHS国立感染症研究所)
  • 閉会の挨拶
  • 野田岳志(日本学術会議第二部会員、京都大学)
• 申込み：https://zoom.us/webinar/register/WN__NrhGxdgT3WzkW5zsSV3Ug#/registration

また、日本学術会議では、動物関連として、2025年12月6日(土)に「動物の安楽死を考えるⅡ」、2026年2月15日(日)に「動物科学の最前線：めくるめく多様性を科学する(4)」の公開シンポジウムもオンラインで行う。

§食料科学委員会・基礎医学委員会合同 獣医学分科会のメンバー

〔敬称略、( )内は所属*/日本学術会議内の立場、【 】内は獣医学分科会の役職〕

• 堀　正敏(東京大学/第二部会員)【委員長】
• 野田岳志(京都大学医生物学研究所、第二部会員)
• 米田美佐子(東京大学、第二部会員)
• 池田正浩(宮崎大学、連携会員)【幹事】
• 石塚真由美(北海道大学、連携会員)【副委員長】
• 笠嶋快周(日本中央競馬会競走馬総合研究所、連携会員)
• 菊水健史(麻布大学、連携会員)
• 迫田義博(北海道大学、連携会員)
• 佐藤晃一(山口大学、連携会員)
• 佐藤礼一郎(宮崎大学、連携会員)
• 志水泰武(岐阜大学、連携会員)【幹事】
• 関崎 勉(東京大学名誉教授・放送大学・京都大学/連携会員)
• 髙井伸二(北里大学名誉教授/連携会員)
• 田中あかね(東京農工大学/連携会員)
• 芳賀 猛(東京大学/連携会員)
• 松田二子(東京大学/連携会員)
• 水谷哲也(東京農工大学、連携会員)
• 森川 茂(岡山理科大学・国立感染症研究所名誉所員/連携会員)
• 渡邉登喜子(大阪大学微生物病研究所/連携会員)

*現在の獣医学分科会は2024年1月25日に設置され、所属はその時点のもの