JVMNEWSロゴ

HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事

■北海道白老町で家禽の高病原性鳥インフルエンザ発生 今シーズン初例

2025-10-23 15:35 掲載 | 前の記事 | 次の記事

農林水産省は、2025年10月22日、北海道白老町の家禽農場で、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜(今シーズン国内1例目)が確認されたと発表した。同日8:00から「農林水産省鳥インフルエンザ防疫対策本部」を開催した。また北海道は「第1回北海道高病原性鳥インフルエンザ対策本部会議」を10月22日7:30から行った。

発生農場は約45.9万羽の採卵鶏を飼養。

10月21日9:00に農場から「死亡羽数の増加がみられる」との通報を受けて、10:00に胆振家畜保健衛生所が立入り、A型インフルエンザウイルス簡易検査を実施し、12:00に陽性が確認された。

石狩家畜保健衛生所が再度、簡易検査を実施し、17:00に陽性が追認された。再度、石狩家畜保健衛生所で確定検査(遺伝子検査)が行われ、10月22日6:00に検査終了。結果を国に報告した。

国は、北海道の検査結果等に基づき確認を行い、10月22日8:00に高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜と確定した。

北海道は8時間の3交代制シフト、常時約120人(道職員、民間事業者・関係機関)の動員による、殺処分作業9日、埋却作業12日、鶏舎施設の清掃・消毒作業11日の防疫計画をたて、11月2日には防疫措置を完了する予定。

半径3km以内の移動制限区域内における100羽以上の養鶏場は1戸 約8万羽、3~10kmの搬出制限区域内における100羽以上の養鶏場は3戸 約54万羽という状況。

10月15日に今シーズンの高病原性鳥インフルエンザ野鳥1例目が発見された苫小牧市と白老町は隣接している。