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ベテリナリアンズシナジー株式会社は、2025年8月29日、同社が運営する「どうぶつの総合病院 専門医療&救急センター」の獣医師7名が、6月3日~6日にタイ・バンコクで開催された「AVAMS2025(第7回アジア獣医学専門医会議)」に参加したと発表した。
同会議は、アジア地域における獣医学の専門性向上と国際連携を目的とし、東京やソウルをはじめとする主要都市で毎年開催されている。今年も各国から多くの専門医・研究者が集い、最先端の知見や臨床の取り組みが共有された。
内科、循環器科、神経科に所属する7名の獣医師が現地でのセッションに参加し、このうち4名が臨床現場での経験をもとにした症例報告・研究成果の発表を行った。3名は海外学会での発表は初挑戦であった。
発表テーマは犬の肺高血圧症における予後評価や、腫瘍マーカーとしての血漿ヌクレオソーム濃度の有用性、犬の消化器疾患とリンパ腫の鑑別、猫のFIP(猫伝染性腹膜炎)治療。
英語でのスライド作成や発表準備、現地での質疑応答など、初めてづくしの経験に「過程すべてが学びになった」「自信につながった」「仲間との絆が深まった」などの声があり、挑戦することの価値を実感する機会となったとのこと。
同社は、「どうぶつの総合病院では、専門診療の提供にとどまらず、国内外の学会参加や症例発表を通じて、獣医療の質の向上と人材育成に力を入れています。今回のような国際会議での発表経験は、日々の診療の質を高めるだけでなく、若手獣医師にとっても大きな成長の機会となっています。今後も、最新の知見を積極的に吸収しながら、動物とご家族に信頼される医療の提供を目指すとともに、世界で活躍できる獣医師の育成に取り組んでまいります。」とコメントしている。