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■犬猫の熱中症に関する飼い主調査 株式会社TYL

2025-06-06 16:59 掲載 | 前の記事 | 次の記事

株式会社TYLは、2025年6月3日、「ペットの熱中症対策に関する意識調査」の結果を発表した(参照:株式会社TYL「ニュース」)。調査は、日中に半袖で過ごせる日も増える梅雨入り前のこの時期から、熱中症対策に取り組んでほしいという思いを込めて実施された。

  • 調査テーマ:ペットの熱中症対策に関する意識調査
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 調査対象者:ペットを飼っている方553名
  • 調査実施日:2025年4月30日~2025年5月7日
  • 調査主体:株式会社TYL

Q1.これまでに、ペットが熱中症を起こしたことはありますか?

「ある」と回答した方が25.5%で、犬猫の飼い主の4人に1人がペットの熱中症を経験していることが分かった。「ない」と答えた方が65.5%、「分からない」という回答も9.0%見られた。

ペットの熱中症を経験したことがあると答えた犬猫の飼い主141名に対し「ペットが熱中症を起こしたのはどのような状況でしたか?」と質問したところ、「散歩・外出時」または「車の中」と答えた方がそれぞれ48.2%という結果。次に多かったのが「自宅での留守番」(31.9%)であった。

Q2.今の時点で、ご自身の熱中症対策は十分だと感じますか?

「できていると思う」と回答した飼い主は全体の17.7%にとどまった。もっとも多かった回答は「ある程度できている」(60.4%)。「あまりできていない」(18.4%)、「できていないと感じる」(3.4%)を合わせて約2割の飼い主が、自身の熱中症対策に自信がないことが分かった。

Q3.周囲の飼い主と比べて、自分のペットへの熱中症対策意識はどうだと思いますか?

約半数の52.6%の飼い主が(周囲と)「同じくらいだと思う」と回答。周囲と比較して熱中症対策意識が「高いと思う」との回答が20.6%、「低いかもしれない」は16.5%、「分からない」は10.3%という結果となった。

Q4.今年は何月ごろからペットの熱中症対策を始めますか?(対象506名)

「5月より前から」(13.4%)、「5月ごろ」(31.2%)、「6月ごろ」(32.8%)と、梅雨入り前の今の時期から対策を始めると答えた方が全体の7割を超える結果で、「7月以降から」は14.6%。

Q5.ペットの熱中症対策として、普段どのようなことをしていますか?

過半数を超える65.3%の方が「エアコンや扇風機で室温を調整する」と回答。その他「水分をこまめに摂らせる」(46.3%)、「散歩の時間を工夫する」(38.7%)、「冷却マットや保冷グッズを使う」(37.6%)などの回答が見られた。

Q6.ペットの熱中症について、もっと詳しく知りたいことはありますか?

「症状の見分け方」(52.3%)、「応急処置の方法」(58.4%)など、熱中症を発症した際の対応に関する情報を求める回答が多く集まった。その他、「実際の対応事例」(36.3%)や、「年齢や犬種による注意点」(32.9%)という意見も出た。

Q7.ペットの熱中症に関して次のうちもっとも信頼できると感じる情報源はどれですか?

52.3%の飼い主が「獣医師や動物病院の発信」と回答。多くの飼い主が、他の情報源と大きな差をつけて獣医師や動物病院の発信を信頼していることが分かる。そのほかでは「ペットメディアの記事」(18.3%)、「SNSでの飼い主の投稿」(11.4%)、「家族や知人の意見」(5.4%)といった意見も。一方で「とくに信頼しているものはない」と回答した方も全体の12.7%見られた。

Q8.今後、ペットの熱中症に関する情報がどのように届くともっともご自身の役に立つと思いますか?(対象203名)

もっとも多かったのが「動物病院でのポスターや資料」(28.6%)、次に「SNSでの図解やショート動画」(26.4%)、「専門家のコラム・体験談」(15.0%)、「ペットメディアでの特集記事」(14.6%)と続いた。