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■新製品「ALLTEST馬インフルエンザウイルス抗原迅速検査カセット(研究用)」シミックホールディングス株式会社

2025-05-08 15:37 掲載 | 前の記事 | 次の記事

検査の流れ(左)テストカセット(右)

シミックホールディングス株式会社は、2025年5月7日、グループ会社のシミックソリューションズ株式会社 コンシューマービジネスカンパニーが、馬専用「ALLTEST(オールテスト)馬インフルエンザウイルス抗原迅速検査カセット(研究用)」の販売を開始すると発表した(参照:シミックホールディングス株式会社「ニュース」)。

2025年4月に熊本で日本国内では17年ぶりとなる馬インフルエンザの発生が確認された。

このウイルスは感染力が非常に強く、感染馬の咳などを介して短時間で周囲の馬に感染が拡大する。前回2007年8月の発生時には、翌年7月に終息するまでの間に33都道府県で2,512頭(疑症含む)にのぼる感染の届出があった(参照:公益社団法人中央畜産会「令和4年度 馬インフルエンザの発生・拡大を防ぐために」)。その影響により、馬の移動が制限され、競馬開催や種付けが中止されるなどの甚大な被害が発生した。

特長:

  • 馬専用設計
  • 馬専用に設計され、より正確な検査結果を提供。
  • 高感度・高特異度
  • 感度96.55%、特異度98.08%という高い性能で、馬インフルエンザウイルスの迅速かつ正確な検出が可能。
  • 簡便な使用方法
  • 付属の綿棒で新鮮な馬の鼻汁を採取し、綿棒を緩衝液の入ったプラスチックチューブに挿入し、抗原を放出させる。テストカセットに検体を滴下し、15分後に結果を判定。
  • セット内容(検査キット1回分):
  • テストカセット×1、スポイト×1、緩衝液入りプラスチックチューブ×1、綿棒×1、添付文書
  • 使用期限:製造日より24か月
  • 保管条件:密封状態のまま室温(~30℃)で保管
  • 価格:オープン価格
  • 販売元:シミックソリューションズ株式会社
  • 注意事項:同製品は、抗体または抗原の有無を判定するための研究開発用(試験試薬)としての使用に限られる。最終判定は、獣医師から得られる臨床情報や他の検査結果等と併せて行うことを推奨。
  • 問合せ:小淵沢IKIGAIペットセンター(シミックグループ運営)
    Tel 0551-45-8814(受付9:00~17:30)