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株式会社12薬局は、2025年3月31日時点で、導入病院数が250件、累計受注処方件数が5万件を突破したと同日発表した。
全国の動物病院との提携が急拡大し、都市部・地方問わず、業務負担の軽減・医療の質向上を目指す動物病院での導入が進んでいるとのこと。
同社は、「処方単価の向上や医薬品管理コストの削減を実現することで、全国の動物病院における経営の安定化を支援しています」とコメントし、同社の提供する価値を以下の通りまとめている。
・調剤業務の外部委託による業務負担の軽減
「12薬局」の調剤サービスを活用することで、獣医師や看護師が本来の診療業務に集中できる環境を整え、業務の効率化を実現する。これにより、院内の負担を減らしながら、より質の高い医療を提供することが可能になる。
・処方単価の向上による収益の安定化
特殊調剤や希少薬の対応を強化することで、動物病院の処方単価向上を支援し、慢性疾患などの長期処方への対応も含め、安定した収益基盤の確立をサポートする。
・医薬品在庫管理の最適化とコスト削減
必要な薬剤のみを調剤・配送するシステムを採用することで、動物病院の在庫負担を軽減し、医薬品の廃棄ロス削減にも寄与する。これにより、病院側の経営リスクを抑えつつ、持続可能な医薬品管理の仕組みを構築する。
また同社は、今後の展開として、災害時にも薬を確実に届けられる新システムを導入するとのこと。獣医師会などのステークホルダーと連携しながら、災害時の動物医療の体制を強化していく。