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株式会社ユーグレナは、2025年1月28日、宮崎大学、あすかアニマルヘルス株式会社との共同研究で、パラミロン配合飼料の給与により鶏の獲得免疫能が向上する可能性を確認したと発表した(参照:ニュースリリース「宮崎大学、ユーグレナ社、あすかアニマルヘルス社はパラミロン配合飼料の給与によりニワトリの獲得免疫能が向上する可能性を確認しました」)。
研究成果は1月24日~26日に開催された「第42回日本獣医師会獣医学術学会年次大会」で発表された。
株式会社ユーグレナは、ユーグレナおよびその希少成分であるパラミロンが人の免疫維持、調節に機能することを示唆する研究成果を発表した。パラミロンとは、ユーグレナの希少成分で、きのこなどに含まれるβ-グルカンと呼ばれる細胞内貯蔵物質として生成される多糖類であり、食物繊維の一種。人や動物が摂取すると粘膜免疫系の免疫細胞に働きかけて免疫賦活作用を発揮すると考えられる。鶏に対しても同様にその効果をもたらし、健全な成長をサポートできる可能性があり、同研究では、パラミロン配合飼料給与による肉用品種であるブロイラー雛の免疫および成長への影響を検討し、組織中免疫関連細胞の相対的比率の増加、KLH特異的抗体価が増加などの結果が得られた。