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■人と動物の共生センターが「ペット後見」の東京拠点開設 設立記念セミナーを12/8に開催

2024-12-05 19:02 | 前の記事 | 次の記事

人と動物の共生センター 東京支部の様子

特定非営利活動法人「人と動物の共生センター」は、2024年12月4日、鳥取支部に続いて東京支部を12月より開設し本格的な活動を開始したと発表した。

東京支部長には一級建築士・愛玩動物看護師のいしまるあきこ(石丸彰子)さんが就任し、飼い主が亡くなった後もペットを守るサービス「ペット後見」における猫の対応を主軸とした活動を開始する。

また東京支部設立記念セミナーを開催する。

§東京支部の概要

  • 所在地:東京都大田区羽田3--16-10 白山荘104 「まるねこ」内
  • 活動内容:猫の「ペット後見」に関する支援、猫シッター・老猫ホーム・猫ホテル・保護猫シェルター「まるねこ」と連携した「ペット後見」の展開、「ペット後見」に対応できる人材の育成・教育、講演会の開催

§東京支部設立記念セミナー

・理事長の奥田順之先生コメント

「ペット後見」とは、飼い主が入院や死亡などにより、ペットの飼育が困難になった場合に備えて、飼育費用、飼育場所、見守り支援者をあらかじめコーディネートしておくことで、ペットの命に最後まで責任を負うための取り組みの総称を指します。

高齢者でもペットと暮らしたいという思いがあっても、万が一の際に、ペットの行き場がなくなってしまうのであれば、安心してペットを飼うことができません。「ペット後見」はそうしたペットの高齢飼育者の不安に寄り添うサービスです。

人と動物の共生センターでは、2017年より岐阜県岐阜市を中心に「ペット後見」の取り組みを進めてきており、これまでに20組の飼い主様と終生飼育契約を締結しています。

独居高齢者等、高齢者のみの世帯が増加する中、東京をはじめとした関東圏からの問い合わせも多く、この度東京支部を開設する運びとなりました。

・東京支部長 いしまるあきこさんコメント

自ら保護した6匹の猫たちと暮らす一級建築士・愛玩動物看護師で猫シッターのいしまるあきこ(石丸彰子)と申します。「猫との住まい」の専門家として「まるねこ一級建築士事務所」を通じて猫との住まいに関するさまざまな問題解決に取り組んできました。その中で、保護猫活動にも取り組むようになり、現在は、猫シッター・老猫ホーム・猫ホテルと保護猫シェルターの「まるねこ」も運営しています。

2024年に当法人の理事に就任し、東京支部を東京都大田区羽田の「まるねこ」内に開設することで、猫と暮らす人の“もしも”に対応できる体制を整えました。

過去に、高齢ペットと暮らす高齢者の“老老介護”の問題を知り、その後、高齢者の方が施設に移るタイミングで行き場をなくした19歳の高齢猫を引き取り、2年半後にその猫を看取る経験をしました。大田区羽田の「まるねこ」の保護猫シェルターも、近隣の高齢者が亡くなったタイミングで4匹の猫たちを保護し、里親募集をしたことがはじまりです。

ここ数年、猫と暮らす50~70代のひとり暮らしの方から“もしも”の相談を受けることが増えたため、猫の「ペット後見」に対応できるよう、今回の支部開設にいたりました。犬や他の動物の対応は今後の課題ではありますが、まずは、猫の「ペット後見」を必要とする方々に寄り添う活動を始めてまいります。