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埼玉県川口市にあるどうぶつの総合病院 専門医療&救急センターは、2024年8月21日、セミナー「ここまでできる放射線治療~かかりつけ医さんに知っておいてほしいこと~」を8月4日に開催したと報告した。
北海道大学、札幌市小動物獣医師会、北海道小動物獣医師会がセミナー開催を協力し、札幌市小動物獣医師会の先生方が聴講した。
獣医放射線治療の最前線に立つ専門医3名が登壇し、最新技術や実際の臨床事例などを紹介した。
- 日時:2024年8月4日(日)18::00~
- 場所:北海道大学講堂
- 内容:
- 頭頚部の腫瘍、非腫瘍性疾患に対する放射線治療
- 吉川陽人先生
- どうぶつの総合病院 専門医療&救急センター
- 博士(腫瘍生物学)
- 米国獣医放射線学会専門医(放射線腫瘍学)
- 胸腹部の腫瘍に対する放射線治療
- 塩満啓二郎先生
- どうぶつの総合病院 専門医療&救急センター
- 米国獣医放射線学会専門医(放射線腫瘍学)
- 実症例から学ぶ放射線治療の使いどころ えっ、こんなこともできるの?
- 細谷謙次先生
- 北海道大学 動物医療センター准教授
- 博士(放射線腫瘍学)
- 米国獣医放射線学会専門医(放射線腫瘍学)
参加者からは、「自院で救命できなかった症例も新たな突破口があることがわかりました」「放射線治療の適応症のアップデートができた」「今後、放射線治療の急性障害や晩発障害で苦労したケースなどの症例検討などもきいてみたい」などの声があった。
どうぶつの総合病院は「今回のセミナーを通じて、ご参加の皆様に放射線治療の最前線に触れ、その可能性を感じていただけたことが成果と感じています。このようなセミナーが多くの獣医師の皆様にとって貴重な学びの場となり、さらなる治療技術の向上と動物医療の発展に寄与することを期待しています」とコメントしている。
どうぶつの総合病院は、2011年の設立。2023年に新病院へのリニューアルを果たし、米国獣医学協会(AVMA)から認定を受けた各専門分野の専門医をはじめ、国内外の第一人者を多数配置している。