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■国産飼料センターを設置 一般社団法人グリーンコープ共同体

2024-08-20 16:57 | 前の記事 | 次の記事

TMRセンター外観

西日本を中心に16の生協で構成されている一般社団法人グリーンコープ共同体は、2024年8月22日(木)に合同会社グリーンコープTMRセンター(大分県日田市)の開所式を行う。

TMRは「混合飼料」を意味するTotal Mixed Rationの頭文字。グリーンコープTMRセンターは、年間15000トン規模の国産飼料をつくることになる。「日本一の高品質で安い、びん牛乳」の実現を目指す。

§グリーンコープTMRセンター概要

  • 所在:大分県日田市大字渡里346番地1
  • 土地面積:15,000平方メートル
  • 建物:2,000平方メートル
  • 生産量:1日40トン(年間約15,000トン)

一般社団法人グリーンコープ共同体は、昨年、下郷農業協同組合、耶馬溪酪農組合と基本協定書を締結した。この協定に基づき、3者共同で国産飼料の製造から乳牛の飼育、そして牛乳の製造まで一貫して行える体制を構築する。

具体的には、「1000頭規模の酪農場」「年間15000トン規模の国産飼料をつくるためのTMRセンター」「年間700万本のびん牛乳工場」を建設する。また、生乳は年間8000トン、堆肥は年間2万2000トン、農地は195ヘクタールの規模となる。

まずは「グリーンコープTMRセンター」の稼働がスタートする。

経営は3者共同で出資、設立した会社が担う。生産者が酪農場、そして、びん牛乳工場、TMRセンターに出資し、経営にまで携わるという珍しい例であり、生産と流通が一体となって経営まで担う「新しい産直」を目指す。