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農林水産省は、2024年7月26日、農福連携の優良事例を選定する「ノウフク・アワード2024」の募集を開始した。表彰事業を通じて、農福連携の普及の推進をはかるのが目的。

農福連携とは、農業と福祉が連携し、障害者の農業分野での活躍を通じて、農業経営の発展とともに、障害者の自信や生きがいを創出し、社会参画を実現する取り組み。

さらに、関係省庁がきちんと連携することにより、農福連携は障害者のみならず、高齢者、生活困窮者、ひきこもりの状態にある者、犯罪をした者等の就労支援や立ち直り支援にもつなげていく。また分野は農業のみならず林業、水産業も含まれる。

また2024年6月の省庁横断の会議「第3回農福連携等推進会議」による「農福連携等推進ビジョン(2024改訂版)」では、「農福連携等の取組を、農林水産業の発展を目指しつつ、地域共生社会の実現を図る取組として発信していくことにより、経済界や消費者が農福連携等を一層身近な取組として捉えていくようになることが期待される」とされた。

• 表彰対象：農林水産業と福祉等の多様な人材が連携し、障害者等(高齢者や生活困窮者、ひきこもりの状態にある者、犯罪をした者等を含む)が農林水産分野で能力を発揮することによって、農林水産業と福祉が抱える様々な課題の解決、障害者等の社会参画、地域活性化の実現に貢献している団体等。
• 募集期間：2024年月26日(金)～9月30日(月)
• 詳細・応募：「ノウフク・アワード2024特設サイト」
• 表彰内容：
• グランプリ
• 　今回のアワード審査で優秀賞以上と評価されたもの及びこれまでのアワードにおいて優秀賞以上(グランプリを除く)を受賞し、かつ、今回のアワードにおいても応募があったものの中から特に優れている団体等を選定。
• 準グランプリ
• 　今回のアワードで優秀賞に選定されたものの中から審査基準における「人を耕す」、「地域を耕す」、「未来を耕す」のそれぞれの領域において特に優れている団体等を各1点選定。
• 優秀賞
• 　取組主体別に「人を耕す」、「地域を耕す」、「未来を耕す」の3つの視点から審査を行い、総合的に優れた団体等を数点選定(昨年度までに優秀賞以上に選定された団体等は、選考外となる)。
• フレッシュ賞、チャレンジ賞
• 　優秀賞に達しないが、優良な取組の中から、(1)取組開始5年以内の団体等についてフレッシュ賞を、(2)高齢者や生活困窮者等との連携や、水福、林福、地域の伝統産業との連携など、新たな農福連携に取り組んでいる団体等についてチャレンジ賞を各数点選定。
• 審査結果公表：2025年1月頃(表彰式も2025年1月頃に開催予定)
• 主催：農福連携等応援コンソーシアム
• 応募に関する問合せ：農福連携等応援コンソーシアム事務局(一般社団法人日本基金)
• E-mail noufukuaward(アットマーク)nipponkikin.org