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環境省と国土交通省は、川の生きものを指標として河川の水質を評価する「全国水生生物調査」を毎年実施している。
「令和6年度全国水生生物調査」の実施が、2024年6月11日に発表された(参照:環境所報道発表「令和5年度全国水生生物調査の結果及び令和6年度の調査の実施について」)。
調査への参加者の80%は小・中学生で、調査期間は夏休み中。水質を4階級に分けており、記録された生物のカウントによって水質の評価を行う。
昨年度は36,905人、1,092団体が参加し、1,478地点でのデータが集まった。
水質Ⅰが上流域の渓谷の判定で、Ⅳの場合はたいへん汚れた水との判定。各指標生物は以下の通り。
- 水質階級Ⅰ:アミカ類、ナミウズムシ、カワゲラ類、サワガニ、ナガレトビケラ類、ヒラタカゲロウ類、ブユ類、ヘビトンボ、ヤマトビケラ類、ヨコエビ類
- 水質階級Ⅱ:イシマキガイ、オオシマトビケラ、カワニナ類、ゲンジボタル、コオニヤンマ、コガタシマトビケラ類、ヒラタドロムシ類、ヤマトシジミ
- 水質階級Ⅲ:イソコツブムシ類、タニシ類、ニホンドロソコエビ、シマイシビル、ミズカマキリ、ミズムシ
- 水質階級Ⅳ:アメリカザリガニ、エラミミズ、サカマキガイ、ユスリカ類、チョウバエ類