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■アニコムとシミック ペットに関する情報の一元管理等に向け基本合意書を締結 てんかん領域治療の発展へ

2024-04-16 16:26 | 前の記事 | 次の記事

本邦におけるてんかんの犬猫の頭数

アニコム ホールディングス株式会社は、2024年4月15日、アニマルウェルネス事業(animo株式会社)を展開するシミックホールディングス株式会社と、ペットに関する情報の一元管理と情報利活用によるサービスの高度化、事業価値の最大化を図ることを目指し、業務提携基本合意書を締結したと発表した。

この合意により次の事項についての検討が進められる。

・獣医療のてんかん領域治療の発展に資するサービスの実現

獣医療において、てんかんの犬と猫はおよそ20万頭いると言われている。てんかんの治療においては、飼い主がペットの日常をどれだけ正確に記録しているかが重要になるとともに、それらの情報を適切にかかりつけ医や専門医に連携する仕組みが必要である。人医療のてんかん領域における診療支援プラットフォームの構築・運用実績を持つシミックグループのノウハウを基盤に開発中のシステムを、アニコムグループが持つペットの飼い主情報、動物病院間のネットワークを活用して展開することで、国内の獣医療におけるてんかん治療の更なる発展を目指す。

・動物用医薬品開発支援における新たなサービスの実現

アニコムグループは、118万件(2024年2月現在)を超える保険契約を有するペット保険事業に加え、獣医療における再生医療の推進など、ペット領域における多様で豊富な情報と、最先端の治療法開発の実績を有している。シミックグループは、人医療における多数の医薬品等の開発支援実績を有していることに加え、臨床試験等のデジタル化に関して国内での最先端の取り組みを推進してきた。両社から得られるノウハウを組み合わせることで、獣医療における新たな治療法の確立に向けたサービスの強化を目指す。