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どうぶつの総合病院 専門医療&救急センターは、2024年4月10日、中国のペット事業者一行が同院を視察したと発表した。
院内視察が行われたのは4月8日のことで、一般社団法人日中ペット産業振興会が協力したビジネスツアーの一環としてペット事業者12人が参加した。
中国のペット医療市場はペットビジネス全体の約15%にあたる1.4兆円を突破しており、市場の拡大に伴う獣医師不足や、動物医療知識、顧客ニーズに対応するサービス・ソリューションの不足が課題とされている。
中国最大の獣医師組織の東西部会長をはじめ、製薬メーカー、医療機器メーカー等、ペット医療ビジネスに携わる多岐にわたる業界関係者が参加し、普段は公開していない診療現場や救命救急エリア(ER)、最新機器を完備した放射線治療ルームなど、同院の先進的な医療現場を約1時間かけて視察した。
日本の動物病院で初めて導入されたVARIAN社の最上位機種放射線治療機「EDGE」の見学では、診療放射線技師の説明に、皆興味深く聞き入り、動作のデモンストレーションでは驚きの声も漏れた。
東西部の頼会長は「大きな驚きがいくつもあった。ひとつはその最新設備と機能的な配置。もう一つは世界レベルの専門医・プロフェッショナルが集まって治療をしていること」と驚いた様子で語っており、日中ペット振興会としてもさらなる中国側の希望に応えるべく今後も同院の視察ツアーを計画したい意向を示した。
同院では「世界水準のチーム医療をどうぶつの命に」をテーマに掲げており、今後も国際的な視察の受け入れに関して積極的に行っていく予定。
§病院概要
- 所在地:埼玉県川口市石神815
- 敷地面積:3105.05平方メートル
- 総床面積:1階1460.80平方メートル、2階1330.56平方メートル