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株式会社SEミート宮崎は、2024年2月5日、宮崎県内初のハラール認証基準をクリアした新築の牛肉処理施設の竣工式を行い、6日に操業を開始した。
同社は有田牧畜産業や岡崎牧場など県内の畜産農家4社が中心となり、JA宮崎経済連および株式会社ミヤチクの賛同を得て設立され、宮崎牛などの肉を中東諸国や東南アジア諸国のイスラム圏へ輸出し、市場開拓と農家の経営安定を目指している。
新施設では、委託カット処理、家畜の屠畜・解体・内臓処理、そしてハラール牛肉輸出コンソーシアムの運営などの事業を展開する。
ハラール処理に従事するスタッフには、イスラム教徒の専門知識を有する者を採用。新施設は国内最大規模の年間1万2千頭の処理能力を有する。
同社は、中東諸国、東南アジア諸国のイスラム圏への輸出を皮切りに、今後は日本初の欧米向けのハラール和牛の輸出認定取得に向けても力を入れていく。