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■「トルコ・シリア大地震におけるペット救援募金」報告 アニコム ホールディングス株式会社

2023-12-19 13:47 | 前の記事 | 次の記事

トルコ・シリア大地震により被災したどうぶつの支援を行う現地の保護団体(copyright: Haytap)

アニコム ホールディングス株式会社は、2023年11月29日、「トルコ・シリア大地震におけるペット救援募金」プロジェクト(2023年3月1日~4月28日)への寄付金の使途を報告した(参照:アニコム ホールディングス株式会社プレスリリース)。現地で被害を受けたどうぶつの救助活動や治療といった被災どうぶつ支援に活用されている。

2023年2月にトルコ南東部・シリアの国境付近で発生した大地震やその余震により、多くの建物が倒壊し、両国での死者数は5万人以上にのぼった。また人間だけではなく、多くのどうぶつたちにも深刻な被害が生じた。

2023年5月に集めた寄付金と同社グループからの200万円、同社グループ社員からの寄付を合わせた約686万円(46,461米ドル)を、IFAW(国際動物福祉基金)に寄付した。

寄付金のうち約31,461米ドルがトルコ最大級の動物シェルター『Angels Farm Sanctuary』支援のために、そして残りの15,000米ドルが同じくトルコの動物保護団体『Haytap』支援のために使われた。

§Angels Farm Sanctuaryへの支援

Angels Farm Sanctuaryは、トルコ西部の都市イズミルにある動物シェルター。2023年10月時点で、159種・約5,700頭のどうぶつが保護されている。2023年10月までに、今回の地震により被災した約700頭の猫、約100頭の犬を含む合計約1,700頭を救助している。

寄付金は、以下の用途に充てられた。

  • 被災したどうぶつの救助活動やケガの治療、食料の提供
  • 救助したどうぶつを同シェルターに収容するにあたってシェルターを拡張するための建設費
  • 救助したどうぶつや食料を運ぶためのトラックの購入等

§Haytapへの支援

トルコの大都市イスタンブールの保護団体であるHaytapは、地震発生後の被災地にて拠点を設置し、被災したどうぶつの救助活動や治療を行っていたが、余震のため救助に使用していた自動車が利用できなくなり、活動の継続が難しい状況であった。

支援は、新たな救助活動車の購入に充てられ、Haytapはどうぶつの救助活動を再開することが可能となった。