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■9月1日は「防災の日」 ペット防災の見直しを アニコム損保が呼びかけ

2023-08-30 17:39 | 前の記事 | 次の記事

リニューアルした「アニコム オリジナル防災手帳」

アニコム損害保険株式会社は、2023年8月29日、関東大震災から100年の節目となる9月1日「防災の日」を迎えるにあたり、アニコムオリジナルの「防災手帳」リニューアルのほか、キャンペーン情報や防災に関するアンケート結果を発表した(参照:アニコム損害保険株式会社プレスリリース )。同社は、従前より災害時における被災地支援や飼い主への啓発活動など、“ペット防災”に関する取り組みを行ってきた。

§アニコム オリジナル防災手帳

災害時に同行避難・同伴避難が叶わない場合や、万が一はぐれてしまった時に備えて、ペットのプロフィールや健康状態を記せるようにした手帳。2018年からオンラインで無料公開し、多くの飼い主が活用している。今回、より見やすく使いやすいものになるよう、15種(犬・猫・鳥・うさぎ・フェレット・モモンガ・リス・ハムスター・チンチラ・モルモット・ネズミ・ハリネズミ・カメ・トカゲ・ヘビ)全てについて、内容・デザインの両面でリニューアルを行った。

リニューアル版の手帳では、ペットの情報を書き込むためのノート型の部分と、飼い主向けの役立ち情報や防災用品リストを記載した部分の2つに分かれている。ペットの種類によって、万が一の際に預け先となる第三者に伝えるべきポイントや、準備すべき防災用品は異なることから、より各種に応じた内容を盛り込んでいる。

§SNS上でキャンペーンを開催

アニコムでは「#防災をつくろう」を標語に、飼い主が準備している防災グッズや、災害に遭われたことがある方の経験談などをSNSで投稿いただくキャンペーンを、9月1日から開催する。

ペット防災に関する知識や経験を広く共有することで、飼い主同士で知見を深め、「自分もわが子も守る防災」の形をつくり上げていくことを目指す。

§マイクロチップ装着に関する調査

マイクロチップ装着に関して、飼い主へのアンケート調査を行った(アニコムの契約者向けアンケートサイト『ani voice(アニボイス)』を通じて実施。集計期間2023年7月28日~2023年8月13日)。

  • 犬の装着率は70%以上
  •  ペットの種類別にマイクロチップの装着率を見ると、犬が73%と高く、猫は56%。一方で、犬・猫以外のペットの装着率は7%と、犬・猫に比べて非常に低いことがわかった。
  • 迷子・災害対策への利点認識は8割以上
  •  「マイクロチップを装着する利点」を聞いたところ、「迷子対策になる」と答えた人が94%、「災害時に身元確認ができる」が88%となり、迷子や災害対策にマイクロチップが有効であることが、広く認識されているのがわかった。
  •  実際に装着している方の意見として、「今のところ使ってはないが万が一の時に安心感がある」「気持ち的に迷子や災害時の不安が少しだけ解消される」のように装着が安心材料になるといった声のほか、「以前飼っていたわが子(ハスキー)が迷子になった時、警察が速やかに連絡してくれた」と実際にマイクロチップが役立った経験を持つ方もいた。
  • 未装着の理由は「体内に異物を入れることへの抵抗感」等が多い
  •  マイクロチップを「装着していない」と答えた方に、未装着の理由について聞いたところ、「体内に異物を入れることに抵抗がある」が37%で最も多く、「健康への影響が心配だから」が29%で続いた。