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総理は、2023年4月7日、国際的に脅威となる感染症対策の強化のための国際連携等関係閣僚会議を行い、「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン2023-2027」を決定した。
新たなアクションプランには、普及啓発・教育、動向調査・監視、感染予防・管理、抗微生物剤の適正使用、研究開発・創薬、国際協力の6つの分野に関する目標の設定、目標を実現するための戦略と具体的なアクションが定められている。
§動物に関する目標
- 2027年までに大腸菌のテトラサイクリン耐性率を、牛は20%以下、豚は50%以下、鶏は45%以下に低下させる。
- 2027年までに大腸菌の第3世代セファロスポリン耐性率を、牛は1%以下、豚は1%以下、鶏は5%以下に低下させる。
- 2027年までに大腸菌のフルオロキノロン耐性率を、牛は1%以下、豚は2%以下、鶏は15%以下に低下させる。
- 2027年までに畜産分野の動物用抗菌剤の全使用量を2020年の水準から15%削減する。
- 2027年の畜産分野の第二次選択薬(第3世代セファロスポリン、15員環マクロライド(ツラスロマイシン、ガミスロマイシン)、フルオロキノロン、コリスチン)の全使用量を27t以下に抑える。
- 内閣官房「薬剤耐性(AMR)」Webページ:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/infection/activities/amr.html