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2023年4月の鳥インフルエンザに関わる農林水産省と環境省の報道発表をまとめた。4月7日の84例目以降は家禽での発生は認められない。野鳥では、4月19日と4月20日にそれぞれ札幌市と山形県飯豊町でハシブトガラスの陽性例があったが、以降の発生はみられない。また、4月12日に札幌で、後にH5N1亜型と判定されたキツネの死体が回収されている。
詳細は以下のサイトを参照のこと。
- 農林水産省「令和4年度 鳥インフルエンザに関する情報について」:https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/220929.html
- 環境省「高病原性鳥インフルエンザに関する情報」:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html
- 4月3日(家禽83例目):
- 北海道千歳市の家禽農場(採卵鶏約35万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。4月2日に異常が認められるとの通報を受け、北海道が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。4月3日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。4月5日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。関連農場(採卵鶏約4万羽)も合わせて4月11日8:00に防疫措置を終える。5月6日0時に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を解除。
- 4月5日:家禽77例目(福岡県福岡市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
- 4月7日(家禽84例目):
- 北海道千歳市の家禽農場(採卵鶏約31万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。4月6日に死亡羽数の増加が認められるとの通報を受け、北海道が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。4月7日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。4月11日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。4月14日8:00に防疫措置を終える。5月6日0時に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を解除。
- 4月8日:家禽80例目(岩手県金ケ崎町)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
- 4月11日:家禽58例目(広島県三次市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
- 4月14日:家禽78、79例目(新潟県胎内市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
- 4月21日:家禽81例目(青森県蓬田村)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
- 4月28日:環境省は野鳥の3月分の高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査(定期糞便採取調査)の結果を発表。香川県高松市で計100個の糞便を採取して検査。結果は全て陰性。