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■鳥インフルエンザの発生動向 2023年1月

2023-03-03 15:52 | 前の記事 | 次の記事

2023年1月の鳥インフルエンザに関する情報を、農林水産省と環境省の報道発表を元にまとめています。詳細は以下のサイトを参照下さい。

  • 1月1日(家禽52例目):
  • 群馬県前橋市の家禽農場(採卵鶏約1.5万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。12月31日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、群馬県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月1日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。1月3日17:00に防疫処置が完了。1月10日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。1月25日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 1月2日:家禽28例目(福島県飯舘村)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月3日:家禽29例目(山形県鶴岡市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月3日(家禽53例目):
  • 千葉県旭市の家禽農場(採卵鶏約1万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月2日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、千葉県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月3日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。1月4日22:30に防疫処置が完了。1月11日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。1月26日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 1月3日(家禽54例目):
  • 福岡県古賀市の家禽農場(エミュー約400羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月2日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、福岡県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月3日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。1月11日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。1月18日19:00に防疫処置が完了。2月9日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 1月4日:家禽52例目の発生により、環境省は群馬県前橋市の農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。環境省は家禽の事例があると同様の処置を実行。
  • 1月5日(野鳥141例目):
  • 群馬県館林市で12月31日に回収され、簡易検査で陽性であった死亡個体(オオハクチョウ1羽)について、1月4日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。
  • 1月6日:家禽10、17、19、23、24、30、32、34例目(鹿児島県出水市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月6日:家禽31例目(愛知県豊橋市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月6日:家禽33例目(香川県三豊市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月6日(家禽55例目):
  • 新潟県村上市の家禽農場(採卵鶏約130万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月5日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、新潟県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月6日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。1月11日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。1月19日12:00に防疫処置が完了。2月10日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 1月6日:家禽49例目・51例目(広島県世羅町)、家禽50例目(埼玉県狭山市)の遺伝子検査の結果が判明。何れもH5N1亜型の高病原性鳥インフルエンザ。動物衛生研究部門が確定検査を実施。
  • 1月9日(家禽56例目):
  • 茨城県城里町の家禽農場(採卵鶏約93万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月8日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、茨城県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月9日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。1月13日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。1月17日16:00に防疫処置が完了。2月8日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 1月10日(家禽57例目):
  • 宮崎県川南町の家禽農場(採卵鶏約10万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月9日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、宮崎県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月10日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。1月12日15:00に防疫処置が完了。1月17日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。2月3日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 1月10日(家禽58例目):
  • 広島県三次市の家禽農場(採卵鶏約83.5万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月9日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、広島県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月10日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。1月13日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。
  • 1月11日:家禽39例目(鹿児島県南九州市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月11日(野鳥145例目):
  • 石川県金沢市で1月4日に回収され、簡易検査で陽性であった死亡個体(ハヤブサ1羽)について、1月6日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。
  • 1月12日:家禽37例目(沖縄県金武町)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月13日(家禽59例目):
  • 新潟県上越市の家禽農場(採卵鶏約10.5万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月12日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、新潟県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月13日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。1月17日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。1月17日20:30に防疫処置が完了。2月8日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 1月13日:家禽44例目(宮崎県日向市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月14日:家禽38例目(埼玉県県深谷市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月15日:家禽27、41、45例目(鹿児島県出水市、阿久根市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月15日:家禽43例目(岡山県美咲町)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月15日:家禽46例目(長崎県佐世保市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月15日:家禽47例目(茨城県笠間市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月17日(家禽60例目):
  • 大分県佐伯市の家禽農場(肉用鶏約1.3万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月16日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、大分県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月17日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。同市内に疫学関連農場(2農場、約4.3万羽)あり。1月18日16:00に防疫処置が完了。1月19日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N2亜型と確認。2月9日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 1月17日:環境省は12月分の野鳥の高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査(定期糞便採取調査)結果を発表。19県で1,790個の糞便を採取して検査。高病原性鳥インフルエンザウイルスは確認されなかった。
  • 1月18日:家禽40、48例目(福岡県糸島市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月19日(家禽61例目):
  • 滋賀県大津市の家禽農場(採卵鶏約4,000羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月18日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、群馬県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月19日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。1月24日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。1月27日17:00に防疫処置が完了。2月17日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 1月19日(家禽62例目):
  • 群馬県前橋市の家禽農場(採卵鶏約45万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月18日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、群馬県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月19日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。1月26日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。1月27日17:00に防疫処置が完了。2月23日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 1月21日(家禽63例目):
  • 広島県世羅町の家禽農場(採卵鶏約12.8万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月20日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、広島県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月21日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。1月25日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。1月31日13:55に防疫処置が完了。2月22日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 1月22日(家禽64例目):
  • 千葉県匝瑳市の家禽農場(採卵鶏約14万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月21日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、千葉県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月22日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。1月26日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。1月30日15:00に防疫処置が完了。
  • 1月23日:家禽35例目(青森県三沢市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月25日:家禽50例目(埼玉県狭山市)の発生で設定していた移動制限区域(発生施設から半径3km以内)を0時に解除。
  • 1月26日(家禽65例目):
  • 埼玉県行田市の家禽農場(アイガモ約3千羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月25日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、埼玉県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月26日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。1月26日16:00に防疫処置が完了。1月31日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。2月17日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 1月26日(家禽66例目):
  • 滋賀県大津市の家禽農場(エミュー6羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月25日に死亡がみられるとの通報を受け、滋賀県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月26日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。同市内に疫学関連農場(1農場、採卵鶏40羽)あり。1月26日16:00に防疫処置が完了。2月2日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。2月17日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 1月26日(野鳥174例目):
  • 富山県富山市で1月23日に回収され、簡易検査で陽性であった死亡個体(ハヤブサ1羽)について、1月26日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。
  • 1月26日(野鳥175例目):
  • 静岡県浜松市で1月23日に回収され、簡易検査で陽性であった死亡個体(ハヤブサ1羽)について、1月26日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。
  • 1月27日(家禽67例目):
  • 群馬県前橋市の家禽農場(採卵鶏約5.3万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月26日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、群馬県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月27日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。2月1日17:00に防疫処置が完了。2月2日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。2月23日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 1月27日(家禽68例目):
  • 千葉県匝瑳市の家禽農場(採卵鶏約24万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月26日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、千葉県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月27日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。2月1日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。2月11日12:30に防疫処置が完了。
  • 1月28日(家禽69例目):
  • 宮城県角田市の家禽農場(アイガモ約1.2万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月27日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、宮城県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月28日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。1月29日11:35に防疫処置が完了。2月1日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。2月20日0:00に移動制限区域(発生施設から半径3km以内)が解除。
  • 1月28日(家禽70例目):
  • 千葉県匝瑳市の家禽農場(採卵鶏約25万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。1月27日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、千葉県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。1月28日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。2月1日に動物衛生研究部門の遺伝子解析でH5N1亜型と確認。2月11日11:30に防疫処置が完了。