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■酪農産地へタオルを贈る活動 パルシステム連合会

2023-01-16 12:38 | 前の記事 | 次の記事

タオルでの乳房清拭

パルシステムの牛乳

パルシステム生活協同組合連合会は、2023年1月20日まで、酪農生産者へのメッセージとともに家庭に眠る未使用タオルを募集している(参照:パルシステム プレスリリース)。搾乳前に乳房をぬぐう作業などに使用される。回収は生協の宅配による物流網を活用する。

パルシステム連合会は1985年から、酪農生産者へ「タオルを贈る運動」に取り組んでいる。酪農生産者は、搾乳時の牛の乳房清拭や牛舎や搾乳機械の清掃などに大量のタオルを使用する。一方で、パルシステム利用者の家には贈答品など保管したままのタオルが少なくない。家庭に眠るタオルという“未利用資源”を牛乳の産直産地に送り、良質な生乳生産に生かそうと呼びかけるのが「タオルを贈る運動」。

パルシステムの利用者から寄せられたタオルとメッセージは、4つの牛乳の産直産地(北海道「こんせん72牛乳」、埼玉県・茨城県「酪農家の牛乳」、埼玉県「酪農家の低脂肪牛乳」、岩手県「いわて奥中山高原の低温殺菌牛乳」)へ寄贈される。

2021年度は6万6,044枚のタオルと3,849通のメッセージを贈り、これまでに寄贈したタオルの累計枚数は約259万枚。37回目を迎える今回は、2023年1月9日に募集を開始し、20日まで配送の際にタオルとメッセージを回収する。

パルシステムの牛乳は、72~75℃(HTST製法)または65℃(LTLT製法)と低い温度で時間をかけて殺菌するパスチャライズド製法を採用している。こうした牛乳を製造するには、細菌数の少ない生乳が必要。国内のおいしい牛乳づくりを応援し続けるため、利用者への参加を呼びかけている。

「タオルを贈る運動」募集要領

  • 提出期間:2023年1月9日(月)~20日(金)
  • 提出方法:2022年12月19日(月)~23日(金)にカタログとともに配布されるメッセージ用紙と一緒に、タオルを通い箱に入れる