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一般社団法人日本獣医麻酔外科学会は、麻酔認定医制度を設けることになった。2022年12月に行われた第105回日本獣医麻酔外科学会学術集会で説明会が行われ、動画「獣医麻酔認定医制度説明会」(45:49)が公開されている。解説は、麻酔・疼痛管理委員会委員で獣医麻酔認定制度ワーキンググループの田村 純先生(北海道大学)。制度の詳細については、決定し次第、順次同学会のWebサイトに掲載される。
制度設定の目的は実践能力を持つ臨床獣医師の育成をはかること。名称は「動物麻酔技能認定医」の予定。基礎認定医と上級認定医の2段階が計画され、まずは基礎認定医の認定を実施する。求められるものは、コア・カリキュラムに準拠する程度の知識と同学会のガイドラインに沿った一般的な周術期麻酔疼痛管理を遂行できる技能。上級認定医は、基礎認定医が誕生してから3年ほどが経過してから、実施されていく予定。今後、さらに詳細がつめられていく。
§予定されている第1回基礎認定医の誕生までの概要
- 受験内容:実際の認定に当たっては、筆記試験の結果と経験(ログ)とそのレポートの提出。
- トライアルの実施:2023の春の学会大会(さいたま市)で実施
- 受付開始:2023年の夏に開始
- 受験資格:申請時に同学会に所属し、臨床経験が2年超
- 受験料:2万円
- 筆記試験:麻酔レポート・ログの提出、オンデマンド講習を経て、2024年春の学会大会の会場で実施
- 認定時期:2024年末認定
- 認定授与式:2024年冬の学会大会で認定医証の授与式
- 認定医の有効期限:5年間(一定条件で更新していく)