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■鳥インフルエンザの発生動向 2022年10月

2022-11-15 17:05 | 前の記事 | 次の記事

2022年10月の鳥インフルエンザに関わる動向をまとめた。

農林水産省サイト:https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/220929.html

環境省サイト:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html

  • 10月5日:宮城県栗原市で10月4日回収された死亡個体(マガン1羽)の簡易検査結果が陽性であったと環境省が発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 10月7日(野鳥2例目):
  • 宮城県栗原市で10月4日に回収され、簡易検査で陽性であった死亡個体(マガン1羽)について、10月7日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。国立環境研究所が検査を実施。
  • 10月14日(野鳥3例目):
  • 福井県南越前町で10月11日に回収された衰弱個体(ハヤブサ1羽、後に死亡)について、10月14日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。国立環境研究所が検査を実施。
  • 10月17日:新潟県新潟市で10月16日回収された死亡個体(ハヤブサ1羽)の簡易検査結果が陽性であったと環境省が発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 10月17日(野鳥4例目):
  • 北海道野別海町で10月8日に回収された糞便検査について、10月17日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。北海道大学が検査を実施。
  • 10月18日(野鳥5例目):
  • 宮城県栗原市で10月14日に回収された死亡個体(マガン1羽)について、10月18日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。
  • 10月20日(野鳥6例目):
  • 新潟県新潟市で10月16日に回収され、簡易検査で陽性であった個体(ハヤブサ1羽)について、10月20日の遺伝子検査でH5亜型が検出されたと環境省が発表。国立環境研究所が検査を実施。
  • 10月21日:静岡県湖西市で10月21日回収された死亡個体(マガン1羽)の簡易検査結果が陽性であったと環境省が発表。回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 10月25日:静岡県湖西市で10月21日に回収された死亡個体(マガン1羽)について、10月25日の遺伝子検査でウイルスは検出されなかった。野鳥監視重点区域の指定は解除された。
  • 10月28日(家禽1例目):
  • 岡山県倉敷市の家禽農場(採卵鶏約17万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。10月27日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、岡山県が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。10月28日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。11月3日に防疫処置が完了している。
  • 現地調査報告:https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/attach/pdf/220929-19.pdf
  • 10月28日:家禽1例目の発生により、環境省は岡山県倉敷市の発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。
  • 10月28日(家禽2例目):
  • 北海道厚真町の家禽農場(肉用鶏約17万羽飼養)で、疑似患畜が確認されたと農林水産省が発表。10月27日に死亡羽数が増加しているとの通報を受け、北海道が農場に立入検査を実施。簡易検査で陽性。10月28日に遺伝子検査を実施し、疑似患畜と確定。11月3日に防疫処置が完了している。
  • 現地調査報告:https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/attach/pdf/220929-20.pdf
  • 10月28日(野鳥7例目):
  • 新潟県聖籠町で10月21日に回収され、簡易検査で陽性であった死亡個体(ノスリ1羽)について、10月28日の遺伝子検査でH5亜型が検出された。
  • 10月31日(野鳥8例目):
  • 北海道紋別市で10月23日に回収されたガンカモ類の糞便109サンプルの遺伝子検査で1つからH5亜型が検出された。
  • 10月31日(野鳥9例目):
  • 北海道札幌市で10月28日に回収された死亡個体(ハシブトガラス1羽)について、10月28日の遺伝子検査でH5亜型が検出された。最終的にH5N2亜型と判明している。