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■発育性向上遺伝子型を持つ改良型「みやざき地頭鶏」鶏肉販売本格開始

2022-09-13 10:08 | 前の記事 | 次の記事

農研機構は、2022年9月5日、発育性向上遺伝子型を持つ改良型「みやざき地頭鶏」鶏肉の生産・販売を開始したと発表した。同機構は、2022年2月18日に、秋田県畜産試験場、岐阜県畜産研究所、熊本県農業研究センター畜産研究所、宮崎県畜産試験場と共同で、秋田県の比内地鶏、岐阜県の奥美濃古地鶏、熊本県の天草大王、宮崎県のみやざき地頭鶏の種鶏を特定の遺伝子型で選抜することにより、地鶏の発育性を向上させ、出荷時体重を増加させることに成功したと発表(https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nilgs/121553.html)。「みやざき地頭鶏」の全ての種鶏について改良型へ置き換えが完了した。

これにより生産者売り上げ増とともに、生肉について3.5%の供給量増加が見込まれる。

「みやざき地頭鶏」は、宮崎県の特産品として定着し、ブロイラーよりも高値で取引されている。一方、生産基準が雄120日以上、雌150日以上飼育と期間が長く、発育形質の改良が生産者から求められてきた。