JVMNEWSロゴ

HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事

■牛のブルセラ症と結核の清浄化宣言

2022-09-01 12:47 | 前の記事 | 次の記事

農林水産省は、2022年8月30日、国際獣疫事務局(WOAH、旧略称OIE)に提出した牛の「ブルセラ症」および「結核」の清浄化宣言がWOAHのWebサイトに掲載されたと発表した。

牛のブルセラ症は2010年、結核は2014年を最後に新たな発生は確認されていない。国内で清浄化されたと判断し、2018年度から、WOAHの規定に基づき3年間の清浄性確認サーベイランスを実施。サーベイランスの結果等を取りまとめ、両疾患の清浄化宣言を提出し、2021年4月1日を開始日とする「清浄化宣言」がWOAHのWebサイトに掲載された。

現在、日本から牛乳・乳製品の輸出が可能な国・地域のうち、EU向け輸出では、原料乳の生産農場に対するブルセラ症および結核の全頭検査が必要となっているが、全頭検査が不要となるように農林水産省は輸出条件の緩和をEUと協議する。