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■鹿児島に受精卵の生産・買取の拠点を開設 ノースブル

2022-06-08 15:31 | 前の記事 | 次の記事

左:培養士が顕微鏡で受精卵を確認しているところ。右:獣医師が和牛の体内から受精卵を回収(採卵)しているところ

鹿児島支所担当者の前田さん

和牛受精卵の生産・販売・移植・技術開発を行う株式会社ノースブル(本社:宮城県仙台市、代表取締役 菅原 紀さん)は、鹿児島県に和牛受精卵の生産・買取の拠点を設立し、2022年5月12日に県の家畜人工授精所の開設許可を得たことを6月2日に公表した。

和牛の受精卵移植は、工程の専門性の高さや技術者不足が足枷となり、普及率は和牛全体のわずか1割以下にとどまっている。同社は技術者の育成に注力し、獣医師3名、移植師2名、培養士2名が在籍し、それぞれが同時進行で作業を行い作業時間を大幅に短縮。高品質な受精卵をより安定的に提供することで、受精卵移植実施数の底上げに貢献してきた。

同社が宮城県以外で拠点を開設するのは、初のこと。鹿児島支所には、地元鹿児島県出身の職員を配置。体内受精卵の生産を中心に行うほか、生産した受精卵の買取も行う。

§鹿児島支所

  • 所在:鹿児島県出水市上大川内2648-15
  • 事業内容:採卵・開業向け検卵凍結技術サポート・受精卵買取
  • 担当:前田さん
  • 連絡先:080-1667-6292