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■新刊『野生動物の法獣医学 もの言わぬ死体の叫び』

2021-12-22 18:50 | 前の記事 | 次の記事

『野生動物の法獣医学 もの言わぬ死体の叫び』

主目次:

第1章 なぜ牛大学に野鳥が来る?

  • 鶏の病気がコトの発端
  • 寄生虫を運ぶ袋、野生動物
  • ワンヘルスと獣医学、そして野生動物医学
  • そして、不審死体もやって来た…

第2章 どのような死があるのだろう?

  • 自然現象としての死
  • 人為的原因による死
  • だが、実際は…

第3章 身近な鳥類の大量死はなぜ起こる?

  • 宙に浮く〈塩辛・スルメ〉状死体
  • 獣医病理学のスタンス
  • 道内の野生動物死因解析は
  • 死体をもらっただけなのに
  • まず、受け入れ、それから悩む
  • 餌付けは動物にとってマイナス?
  • 鉛散弾と紛らわしいBB弾
  • 誤った正義感からの毒殺
  • 血液も引力の影響を受ける
  • 救命のため学ぶ毒
  • 生き物の「大樹」で、いったん、整理
  • 頭の失い方で、頭をひねる
  • 珍しい野鳥搬入で雀躍
  • なりは小さくても、雄弁に語る、語らせる
  • まず、野鳥の体を測ろう
  • 理不尽な仲間外れは否定
  • 色彩を正しく記録する
  • 森と隣接する建物は配慮が必要
  • 網戸にもぶつかる
  • 死体を目の前に鳥談義
  • 鳥好き子供からの口頭試問
  • 路上死体は交通事故死?
  • 市のシンボルが庭先で散乱

第4章 人間活動が不運な死をもたらす

  • 夜間照明は死の罠
  • 人工的な色素が付着した
  • 餌じゃないの!?
  • 魚を採る網に、魚を食べる鳥も採られる
  • 人の都合で事案は起きない
  • しかし、何と言ってもやる気
  • 鳥も釣られる延縄
  • 重油塗れ鳥―油で死んだ?それとも死後付着?
  • 死体流出と大量死の経緯を想像する
  • 油汚染による個体への影響
  • 海鳥の特異的な形態も仇に
  • より深刻な個体群への影響
  • さらには個体vs個体群問題に波及
  • 風力発電の風車への衝突
  • 天候異変は浄水場の罠に誘う
  • 輸入家畜飼料に紛れる野鳥
  • 関連事例の紹介と今後

第5章 哺乳類と爬虫類の剖検は命がけ

  • 事案と場所の組み合わせ
  • 路外でも交通事故死
  • 死ぬまでの過程
  • 体毛鑑定
  • シカ死体は何かとトリッキー
  • 検査に適切な材料とは
  • シカの剖検では感染症に注意
  • キツネとタヌキの死体も感染リスクに要注意
  • 感染防止面で心得るべきこと
  • ついには猫もやってきた
  • 法獣医骨学の恐怖
  • 可哀そうでも洗わないで!
  • 過去からの叫び
  • 猫と言えば鼠
  • 家鼠と溺死
  • トガリネズミも体育館で遊ぶ?
  • クジラ類の死体までやってくる
  • 知床のシャチ
  • 蛇にもほんの少しの慈愛を

第6章 野生動物の法獣医学とは?

  • 獣医学とは
  • 既存知識の延長・目新しい組み合わせなので独習可能
  • 愛護動物とは?動愛法とは?
  • 愛護動物を対象にした法獣医学の試み
  • その他飼育動物を対象にした試みと無脊椎動物医学
  • 鳥獣保護管理法とは?
  • その他の野生動物を対象にした法規
  • では、野生動物を対象にした法獣医学は?
  • 動物虐待阻止の実学シェルター医学と法獣医学
  • 野生動物の法獣医学と医学(法医学)
  • 野生動物の法獣医学と野生動物医学
  • シェルター医学の法獣医学との違い
  • 狭義・広義の法獣医学