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農研機構動物衛生研究部門とタカラバイオ株式会社は、2021年11月1日、検体からウイルス核酸を精製することなく、豚熱ウイルスとアフリカ豚熱ウイルスの遺伝子を簡便かつ同時に検出可能なリアルタイムPCR法を共同で開発したと発表した。
この検査法で、これまでそれぞれ6時間を要していた豚熱およびアフリカ豚熱の判定・識別を、1回2時間の検査で実施できるようになる。
新たな検査法は、国が定める「特定家畜伝染病防疫指針(令和3年10月1日改正)」の診断マニュアルに記載されているリアルタイムPCR法の1つとして、国や都道府県の病性鑑定施設等において利用されることが期待される。PCR試薬群は、11月1日にタカラバイオ株式会社から発売された。