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■カイロで温めることで血管が生まれる可能性を発見 小林製薬

2021-10-11 13:00 | 前の記事 | 次の記事

小林製薬株式会社は、大阪大学の嶋良仁特任教授との共同研究で、カイロで温めることで末梢血行障害の一種であるレイノー現象(末梢血行障害の一種。冷たい刺激で血行が悪くなり、突然指先が白色や紫色に変わる現象)症状が緩和されることと血管を新しく作る時に働く因子が増加することを明らかにし、2021年9月4日、論文「Proximal heat stress up-regulates angiopoietin-1 in fingers and reduces the severity of Raynaud’s phenomenon in systemic sclerosis: a single-centre pilot study」がModern Rheumatologyに掲載されたと発表した。

小林製薬株式会社と大阪大学は、使い捨てカイロの温熱技術を用いた末梢血行障害に対する新規治療法の確立を目指して2018年より大阪大学大学院医学系研究科に「血管作動温熱治療学共同研究講座」を設置し、温熱治療の研究に取り組んでいる。