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農林水産省は「第88回国際獣疫事務局(OIE)総会概要」(2021年5月、オンライン開催)を公表している。

コード委員会、科学委員会、生物基準委員会(ラボラトリー委員会)、水生委員会の各委員会活動報告のほか、7次戦略計画などがまとめられている。

アジア・極東・太平洋地域委員会事務局メンバーの副議長に沖田賢治先生(農林水産省動物衛生課)が選出された。また、コード委員会メンバーに村井清和先生(農林水産省動物衛生課)が、ラボラトリー委員会メンバーに川治聡子先生(農研機構・動物衛生研究部門)が選出された。

今回の新型コロナウイルスによるパンデミックにより、獣医サービス機関における、野生動物衛生管理能力の欠如、野生動物疾病の報告体制の不備、診断体制の脆弱性などが露わになったとの指摘があり、その対策としてセクター横断的な活動の強化、疾病出現のリスク管理と野生動物衛生のワンヘルス戦略への統合、各国の危機管理能力の向上等の提案があった。加盟国はおおむね支持をした。