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■動物医療発明研究会がウェビナーを開催

2021-07-20 11:46 | 前の記事 | 次の記事

会長の清水邦一先生と事務局の清水宏子先生

オンライン事務局の鍵和田哲史先生

動物医療発明研究会(清水邦一会長)が、2021年7月17日、土曜日の夜8時からウェビナーを開催した。32名がオンラインで参加。楽しく盛り上がり、会は予定の90分を越え2時間以上にわたった。

動物医療発明研究会は年に1回の集会を開いてきたが、昨年はコロナ禍のため中止を余儀なくされた。今年はオンライン開催に向けてオンライン事務局を設置。ゾエティス・ジャパン株式会社の鍵和田哲史先生がその任を一手に引き受け、Zoomでの開催が実現した。その結果、従来はなかった遠方からや学生の参加、また診療の途中での参加もあり、同会は今後もオンラインで開催を行っていくと表明した。

17日の当日は、清水会長の挨拶、総会報告、次いで参加者の自己紹介が行われた。自己紹介では、画面越しとは言え、久々の再開を喜ぶ声が多く聞かれた。そして、以下の3講演が行われた。

  • 「将来、ペットの数は半分以下-今できるアクションは!?」
  •  越村義雄先生(国際ビジネスコンサルティング株式会社)
  • 「持続可能な遠隔自己研鑽:資格取得を中心に」
  •  山口 潤先生(希望の丘どうぶつ病院)
  • 「小動物薬の近未来」
  •  鍵和田哲史先生(ゾエティス・ジャパン株式会社)

越村義雄先生はコロナ禍下でのペット産業の変化と、今後の展望を、詳細な分析データを元に解説した。将来を最も左右する人口、高齢化率、少子化、ペットの頭数・飼育率の推移を示しながら、今業界に従事する人々ができるアクションは何かを解説した。動物病院での飼い主および非飼い主へのセミナー、ペットの効用をSNSでULSSASを導入しての活用、世界で実現されていないワンヘルスを具現化するまちづくりやペット関連業界におけるSDGsの推進の重要性等を語った。

山口 潤先生は、自己研鑽のために資格取得することの有用性を述べた。特に交通の便から今まで受験ができなかった資格に、オンラインでアプローチできることが増えた現状を解説した。

鍵和田哲史先生は、昨年に伸びた動物薬などについてクイズを取り入れて解説した。動物用再生医療等製品、分子標的薬など最新の情報を解説した。

動物医療発明研究会事務局からのメッセージ

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  •  連絡先:動物医療発明研究会事務局 清水動物病院
  • Tel 045-583-3738