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■iPS細胞で動物再生医療を推進するVetanic 1.5億円を資金調達

2021-07-16 11:30 | 前の記事 | 次の記事

株式会社Vetanicは、2021年7月15日、第三者割当増資にて1.5億円の資金調達を実施したと発表した。慶應イノベーション・イニシアティブが運営するKII2号投資事業有限責任組合、QBキャピタルおよびNCBベンチャーキャピタルが共同で運営するQB第ニ号投資事業有限責任組合を引受先とする。

同社は日本大学と慶應義塾大学発のスタートアップ・ベンチャーで、動物向けのiPS細胞由来再生医療等製品の開発を進めている。

日本大学生物資源科学部の枝村一弥教授(獣医師)、久留米大学医学部動物実験センター 塩澤誠司准教授(元慶應義塾大学医学部生理学教室、獣医師)および慶應義塾大学医学部生理学教室 岡野栄之教授(医師)らの共同研究で、臨床応用に適したiPS細胞を作製する独自技術を完成、特許を共同出願している。この技術を用いて、iPS細胞由来イヌ間葉系幹細胞(MSC)をはじめとした多様な再生医療等製品の研究開発を推進、農林水産省に「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に基づく動物用再生医療等製品として製造販売承認申請し、実用化を目指す。