JVMNEWSロゴ

HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事

■和牛の個体識別にデジタル技術 華和結ホールディングス株式会社

2021-04-23 14:40 | 前の記事 | 次の記事

鼻紋認証技術

華和結ホールディングス株式会社(本社:香港、日本オフィス:東京都中央区)は、2021年4月19日、同社が投資・運営するAIプラットフォーム「AiBank.jp」が、AIで和牛を識別する鼻紋認証技術を開発し、特許を取得したと発表した。高度のニュートラルネットワークAIによる鼻紋認証技術の特許取得(特許第6795243号)は日本初。

従来の鼻にローラーでインクをつけて和紙に写し取る作業に比べて、作業時間とコスト負担を20分の1まで削減できるとのこと。牛のストレスの軽減にもなる。紙の管理の場合は、紛失や破損、偽造のリスクもある。

今回の鼻紋認証技術は独自のディープラニングアルゴリズムによって、非接触で鼻紋採取・照合を行う。スマホカメラで牛の頭をスキャンし、牛の鼻を特定し、鼻紋を採取してデジタル識別情報をデータベースに保管する。個体識別の際も、スマホカメラで牛の頭をスキャンすれば、瞬時にデータベースと照合し、自動的に認証を行う。

同社は現在、下記3領域の展開を検討している。

  1. 和牛の飼育管理、生産追跡。
  2. 犬や猫など他の動物の認証と管理。ペットの保険認証、野良動物の管理などでの活用。
  3. ブロックチェーン技術による和牛のデジタル仮想通貨化。農産業以外の国内外投資家も便利かつ安全に投資可能、農家の資金繰り改善や収入向上に期待。
  • 問合せ:AiBank.jp 総合窓口
  • E-mail hello(アットマーク)aibank.jp