HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事
太陽工業株式会社は、2021年4月1日、高病原性鳥インフルエンザなどの家畜伝染病発生時に、死亡家畜の病原体を散逸させず安全に密閉処理できる「小型家畜用収容袋」の販売を開始した。
「小型家畜用収容袋」は、殺処分された家畜を効率的かつ着実に密閉して、「防疫バッグ」などに収容する袋状の容器で、作業者の負荷を低減しつつ安全に焼却施設へと輸送・処理するための防疫資材。
特徴:
- ウイルス漏洩試験(126時間)をクリア。
- ポリエステル不織布製の保護内袋とアルミ袋による二重構造。
- ウイルスを確実に封じ込めるため、アルミ袋の閉封入り口には高密封チャックテープを採用。
- 死亡家畜から発生するガスだけを放出するガス抜きフィルターも溶着加工。
- 経年劣化がなく更新不要。
- 平常時の保管サイズ3分の1に低減することが可能。
- 保護内袋の中で殺処分を行い、そのままアルミ袋に入れて密閉し「防疫バック」などに収容するため、作業員の心理的負担とウイルス散逸へのリスクを減らすことが可能。
- 使用素材・寸法:
- 保護内袋 ポリエステル不織布製
- 寸法 W830mm×H800mm、厚み2mm
- アルミ袋 ポリエチレン+ポリエチレン織布+アルミ箔+PET
- 寸法 W700mm×H800mm
- 封入口 高密封チャックシールと本体側面にガス抜きフィルターを溶着加工
- 価格:1袋4,000円(税別)
使用方法:
- 市販の「ペール容器」に「保護内袋」をセットし、その中に対象の家畜を入れ殺処分。
- 7羽(目安)を殺処分した段階で、ペール容器から「保護内袋」を取り出しバンドで結束。
- 「保護内袋」を「アルミ袋」に収容し高密封チャックテープで密封。
- 「アルミ袋」を消毒し「防疫バッグ」などに収容、所定の計画に従い輸送・処理。