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■「豚熱に関わる人材育成を」迫田義博先生が提言 北獣会誌

2020-09-15 11:18 | 前の記事 | 次の記事

北海道獣医師会雑誌の最新号 第64巻 第9号に北海道大学の迫田義博先生の総説「豚熱(Classical Swine Fever:CFS)のすべて」が掲載された。

総説で迫田先生は、26年間の豚熱未発生期間に同ウイルスの研究体制が弱体化しており、研究・診断に携わる人材の育成が必要と提言している。また、現在行われている豚へのワクチン接種での懸念事項にも触れている。

北海道獣医師会雑誌の掲載論文は公益社団法人北海道獣医師会のWEBサイトに掲載されており、総説の全文を読むことができる(https://www.hokkaido-juishikai.jp/?post_type=magazine)。

最新号には木田克弥先生による資料「温故知新 日本の家畜防疫の幕明け 山脇圭吉著 日本家畜防疫史」の連載4回目も掲載されている。『日本家畜防疫史』は昭和14年に文永堂書店から出版されたもので、木田先生は同書の内容を丁寧に説き、今に通じる家畜防疫を解説している。