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■誤飲に関する問い合わせ調査 ペットメディカルサポート株式会社

2020-05-29 17:45 | 前の記事 | 次の記事

犬と猫の誤飲物

「PS保険」での誤飲による保険高額支払い事例(2019年度)

ペット保険「PS保険」を提供するペットメディカルサポート株式会社(https://pshoken.co.jp/)は、2020年5月29日、誤飲に関する問い合わせについて調査した結果を発表した。同社のペット保険の契約者から、専属の獣医師に電話でペットに関する相談をできる「獣医師ダイヤル」に寄せられた相談のうち、誤飲・誤食に関する相談者734名の回答を分析したもの(調査期間は2018年10月1日~2019年9月30日)。

誤飲の問い合わせの割合は、猫に比べて犬のほうが多く、全体の86%を占めた。ただしPS保険の保有契約(2019年12月時点)のうち80%が犬の飼い主である。

§犬の誤飲物

犬の場合の上位1位から3位は、「チョコレート類」「ネギ類」「人用の薬」であった。これらの誤飲は、猫にも見られる。

4位は「タバコ」。同社は「飼い主が愛煙家の場合はタバコの匂いを飼い主の匂いとして認識している場合があり、誤飲することがある」とコメントしている。

犬が食べてはいけないものとして代表的な「ブドウ・レーズン類」が6位であった。

§猫の誤飲物

猫の1位は「ひもや糸」。猫が遊んでいるうちの誤飲が多いようである。また、8位の「コード類」もひも状である。

同社は「長さのあるものは腸閉塞を起こしやすく、開腹手術が必要になる場合がある。また、 猫には、ビニールやスポンジなどさまざまなものをしゃぶったり、かじったりするウールサッキングと呼ばれる行動をする子がいる。このウールサッキングの延長で誤飲してしまう場合がある」とコメントしている。