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■ペットのための防災対策に関する調査 「ペットの同行避難」についての正しい理解は進まず

2020-03-09 12:12 | 前の記事 | 次の記事

避難場所にペツトを連れて避難できるかどうか

避難生活での心配事

アイペット損害保険株式会社は2020年3月6日、犬・猫(以下、ペット)の飼育者942名を対象に行ったペットのための防災対策に関するアンケート調査の結果を公表した(https://www.ipet-ins.com/info/24237/)。なおアンケート調査期間は2020年2月12日~2月15日。

Q ペット向けの防災対策は何かしているか

犬の飼育者の回答では「基本的なしつけができている」がトップで、2018年時の調査と同様の結果。

猫の飼育者の回答では「普段から誰かが一緒にいるようにする(ペットだけで長時間お留守番をさせない)」「ペット用の防災グッズ(食料・用品等)をそろえている」が同率でトップで、「特に何もしていない」との回答も6割近くあった。

Q ペットのために現時点で備えている防災グッズは

犬・猫飼育者ともに「フード(おやつ含む)・飲料水」が7割を超えた。次に多かったのが、犬飼育者は「リード」、猫飼育者は「トイレ用品(猫砂を含む)」という回答であった。

Q 自宅から最寄りの避難場所は

「知っている」と回答した方は78.3%で、2018年時の調査と比べ6ポイント増。

Q 避難場所にペットを連れて避難できるか知っていますか

さらに「知っている」と回答された方のうち、「避難場所にペットを連れて避難できるか知っていますか?」と尋ねたところ、「知っている(連れていけるが、建物の中に一緒に入ることができるかはわからない)」「知らない」を合わせ、全体の7割以上がペットと避難場所で一緒に過ごせるかどうかわからないという結果。中でも、猫飼育者では6割以上が「知らない」という回答結果。

Q 避難生活での心配事は

犬の飼育者の回答は、「他人や他のペットとのトラブル」「慣れない場所でのトイレ」の順で、猫の飼育者の回答は、「慣れない場所でのトイレ」「他人や他のペットとのトラブル」の順であった。

その他に、「避難所生活を送る場合の理想の環境」、「同伴避難が原則であることを知っているか」「マイクロチップを装着しているか」などの調査結果がまとめられている。