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■豚熱の感染予防・対策BIツール「BioAsseT Web」株式会社Eco-Pork

2020-02-26 13:57 | 前の記事 | 次の記事

査定結果を元にバイオセキュリティのカテゴリ別得点を表示

国内養豚の感染症撲滅を推進する獣医師チーム(PRRS撲滅推進チームJAPAN、以下P-JET)(https://site-pjet.com/)に参画する株式会社Eco-Pork(https://www.eco-pork.com/)は、2020年2月19日、豚熱(CSF)やアフリカ豚熱(ASF)等の重篤伝染病に対する「感染リスクのみえる化」および「予防対策支援」BIツール ”BioAsseT Web”をリリースしたと発表した。

同ツールによって、国内養豚農場の疾病感染リスク(バイオセキュリティレベル)を数値化できる。そして、定量評価・分析に基づく感染予防指導およびバイオセキュリティレベル向上支援を、P-JET主導の下で実施していくとのこと。

§BioAsseT Webの概要

  • 農場のバイオセキュリティレベルを数値化し、客観評価
    • P-JETが定める「査定者」が農場に訪問し、全155項目で構成される査定項目を診断・評価することで、農場のバイオセキュリティレベルを数値化する。数値データを元にセキュリティの弱点を特定し、重点的に改善すべき課題と改善に向けたアクションプランが提示される仕組み。さらに深堀りしたバイオセキュリティ項目別の得点により改善ポイントが可視化される。
  • 査定者による客観性・品質・定量性の担保
    • 「査定者」はP-JETが主催する査定者講習を受講し、認定ライセンスの取得者のみで構成されるため、データの客観性に優れ、他農場との比較評価が容易に行える。

§今後の展開

国内農場のセキュリティレベル向上に向け、P-JETを通じて養豚生産者には無償で利用いただく。そして国内獣医師および各都道府県の家畜衛生保健所に対して、査定者講習会を実施することで同ツールを提供する予定とのこと。

操作体験版を公開中
https://demo.bioasset.net