JVMNEWSロゴ

HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事

■家畜診療等技術全国研究集会が行われる

2020-02-20 17:50 | 前の記事 | 次の記事

谷 睦枝 保険監理官

熊谷 法夫 動物衛生課長

獣医療提供体制整備推進協議会および公益社団法人全国農業共済協会は、2020年2月18日、19日の両日、東京・日経ホールにて令和30年度家畜診療等技術全国研究集会を開催した。

この研究集会は産業動物の診療に携わる獣医師の全国大会ともいえる。初日の18日には、全国7ブロックおよび中堅獣医師講習会発表会から選ばれた計20演題が発表された。翌19日には、みなみ北海道農業共済組合の樋口 徹先生による講演「牛の骨折のプレート固定」、農林水産省の石橋朋子先生による講演「薬剤耐性問題と家畜における抗菌剤の慎重使用」、そして審査発表・表彰式が行われた。

来賓挨拶を行った農林水産省経営局の谷 睦枝 保険監理官は、家畜共済での事故発生が減少傾向であるのは、獣医師の農家への啓発などの賜物であると述べた。また改正により、往診に関わる負担軽減などを行ってきたが、今後、さらに事務処理の負担軽減を図っていくと述べた。

また同じく来賓挨拶を行った農林水産省消費・安全局の熊谷 法夫 動物衛生課長は、農場のバイオセキュリティの向上をはかる上で飼養衛生管理基準の改訂を行っているが、それを徹底させていくためにNOSAI獣医師のさらなる協力を訴えた。また農家への獣医師のコンサルタント業務の支援を行うための改正も進めていると述べた。