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内閣官房、文部科学省、厚生労働省および農林水産省は、2019年10月9日、「第3回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰」の表彰対象の優良事例を発表した。また、11月9日に表彰式を行った。
7月に行われた募集で57件の応募があり、「薬剤耐性対策推進国民啓発会議議長賞」、「文部科学大臣賞」、「厚生労働大臣賞」、「農林水産大臣賞」および「薬剤耐性へらそう!応援大使賞」の5つの賞が選ばれた。その結果は以下の通り(敬称略)。
§薬剤耐性対策推進国民啓発会議議長賞
- 「AMR啓発グッズとラッピングバスを用いた市民啓発の取り組み」
- 三重大学医学部附属病院 感染制御部
§文部科学大臣賞
- 「薬剤耐性をわかりやすくつたえる」
- 大阪市立大学大学院医学研究科細菌学 金子幸弘
§厚生労働大臣賞
- 「兵庫県の休日夜間急病センターにおける小児に対する経口抗菌薬適正使用に向けた取り組み」
- HAPPY Trial Research Team
§農林水産大臣賞
- 「乳汁検査により耐性菌が出現した農場におけるテトラサイクリン系抗生物質の使用状況について」
- 千葉県農業共済組合連合会紫葉会情報技術部会
§「薬剤耐性へらそう!」応援大使賞
- JOYさん選考
- 「外来結核患者に対する耐性菌を出さない、服薬中断患者0を目指した取り組み」
- 公益財団法人倉敷中央医療機構倉敷中央病院 佐藤可奈
- 篠田麻里子さん選考
- 「小動物臨床現場でのAMR(薬剤耐性)対策活動」
- 獣医臨床感染症研究会 VICA
獣医学分野からは、千葉県農業共済組合連合会紫葉会情報技術部会の岡部卓馬先生らの取り組みと、千葉・むらた動物病院の村田佳輝先生が会長を務める獣医臨床感染症研究会の取り組みが選ばれ表彰された。両組織の取組みについては2019年11月25日に行われる第10回日本医師会・日本獣医師会連携シンポジウム「“One Health”時代を迎えた薬剤耐性対策」(参考:開催案内)でも発表される。