HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事
奈良県生駒市は、2019年10月1日、ふるさと納税を活用して野良猫の避妊・去勢手術の費用を市が全額負担する取り組みを開始した。野良猫の繁殖を抑えて地域の環境被害を軽減しながら、殺処分ゼロを達成する「猫の殺処分ゼロの街いこま」を目指す。また動物病院や地域ねこ活動サポーターと地域住民とも協力し合って以下の取り組みを進める。
- ふるさと納税を活用した市の全額負担による避妊・去勢手術
- 地域ねこ活動サポーターの増員・地域の協力促進
- (1)地域ねこ活動サポーターの募集と活動支援
- (2)猫の飼い方や地域ねこ活動に関する一層の普及啓発
- (3)捨て猫防止のための監視強化
- 市内動物病院との連携強化
- ふるさと納税による支援募集の継続・強化
生駒市が市内全自治会を対象に行ったアンケート結果では(127自治会中94自治会から回答)、市内に生息する野良猫の数は270頭以上で、野良猫による被害を受けていると回答した自治会が46あり、地域環境の保全と無秩序な繁殖の抑制、関係者の負担軽減に取り組むことが喫緊の課題となっている。