HOME >> JVM NEWS 一覧 >> 個別記事
農林水産省は2020年度の予算概算要求の概要を公表した。
http://www.maff.go.jp/j/budget/2019/index.html
獣医・畜産関係の主なものは以下の通り。
§畜産・酪農の競争力強化
- 畜産・酪農経営安定対策
- 意欲ある生産者が経営の継続・発展に取り組める環境を整備するため、畜種ごとの特性に応じて畜産・酪農経営の安定を支援。
- 2,230億円
- http://www.maff.go.jp/j/budget/2019/attach/pdf/index-69.pdf
- 畜産生産体制の強化
- 離農予定の畜産経営体の施設の家族経営を始めとする担い手への継承やCS(子牛育成施設)、CBS(子牛繁殖・育成施設)等と連携した地域内分業体制の構築を新たに支援するとともに、繁殖肥育一貫経営の育成等による繁殖基盤の強化、家畜や家禽の改良増殖、国産飼料の増産や未利用資源の飼料利用拡大に向けた取組等を支援。
- 16億円(強い農業・担い手づくり総合支援交付金296億円の内数)
- http://www.maff.go.jp/j/budget/2019/attach/pdf/index-12.pdf
- ICTを活用した畜産経営体の生産性向上対策(再掲)
- 酪農家や肉用牛農家の労働負担軽減・省力化に資するロボット・AI・IoT等の先端技術の導入や、畜産農家に高度かつ総合的な経営アドバイスを提供するためのデータベース構築を支援。
- 233億円の内数
- 食肉処理施設再編促進・機能高度化支援事業
- 畜産農家・食肉処理施設・食肉流通事業者の3者でコンソーシアムを組織し、国産食肉の生産・流通体制を強化するための5か年計画を策定する者に対して、必要な施設整備等を支援。
- http://www.maff.go.jp/j/budget/2019/attach/pdf/index-18.pdf
- 60億円
- 畜産環境対策の高度化
- 耕種農家の土づくりに資する家畜堆肥の生産、悪臭・水質問題に対応した高度な家畜排せつ物処理を新たに支援するとともに、資源循環の促進等の環境負荷軽減に取り組む酪農家を支援。
- 296億円(強い農業・担い手づくり総合支援交付金)の内数
- 233億円(持続的生産強化対策事業)の内数
- 草地関連基盤整備<公共>
- 畜産経営規模の拡大や畜産主産地の形成に資する飼料生産の基盤整備等を推進。
- http://www.maff.go.jp/j/budget/2019/ attach/pdf/index-79.pdf
- 93億円
§食の安全・消費者の信頼確保
- 消費・安全対策交付金
- 豚コレラ等の家畜伝染性疾病の発生予防・まん延防止のため、野生動物・人・車両等を介した病原体の侵入防止対策を始めとする取組を支援するとともに、ツマジロクサヨトウ等の重要病害虫について、侵入防止・まん延防止のための取組を支援。
- 50億円
- http://www.maff.go.jp/j/budget/2019/attach/pdf/index-93.pdf
- 家畜衛生等総合対策
- 検疫探知犬や補助員等の大幅な増強等により、アフリカ豚コレラ等の家畜伝染性疾病の水際対策を強化するとともに、重要疾病の早期発見・早期措置のための診断用試薬を全都道府県に配付。
- 61億円
- http://www.maff.go.jp/j/budget/2019/attach/pdf/index-83.pdf
- 生産・製造現場と連携したリスク管理
- サーベイランス・モニタリング中期計画等に基づき、有害化学物質・微生物の汚染実態を計画的に調査するとともに、調査結果に基づき、民間事業者と連携して汚染防止、低減対策を検討・普及。
- 2億円
- http://www.maff.go.jp/j/budget/2019/attach/pdf/index-84.pdf
- 安全な生産資材の安定供給の推進
- 安全な生産資材の安定供給を推進するため、ドローン用農薬の登録試験の支援、肥料登録システムの改修、有害な試薬を用いない飼料分析法の開発等を実施。
- 6億円
- http://www.maff.go.jp/j/budget/2019/attach/pdf/index-42.pdf
- 薬剤耐性対策
- 動物から人への伝播が懸念されている薬剤耐性菌の出現を抑えるため、薬剤耐性菌の浸潤状況の把握、抗菌剤の代替となる動物用医薬品の開発等を推進。
- 53億円の内数
- http://www.maff.go.jp/j/budget/2019/attach/pdf/index-8.pdf